ITチームやDevOpsチームがアプリケーションやインフラの監視と管理にこれまで使用してきたツールの多くは連携が困難で、基盤とするプラットフォームが異なることもよくありました。企業の間では今日、デジタルトランスフォーメーションやD2C (Direct to Consumer)ビジネスの加速に伴って、インフラをクラウドに、アプリケーションをコンテナに移行する動きが急速に広がっています。このクラウドへの移行により、ITチームとDevOpsチームは運用の複雑化に直面しています。そして、従来型の監視ツールを多数組み合わせることで生じる盲点、データのサイロ化、ワークフローの分断がこの問題を悪化させています。しかし今、この問題が解消されようとしています。
Splunkは本日、Splunk Observability Cloudの一般提供の開始を発表しました。 .conf20でベータ版をリリースして以来、Splunkは包括的で使いやすい最高レベルの統合オブザーバビリティソリューションの構築に邁進してきました。この新しいSplunk Observability Cloudを使用することで、ITチームやDevOpsチームは、あらゆる規模のメトリクス、トレース、ログをサンプリングせずにリアルタイムで収集し、1カ所に統合して分析できます。エンタープライズレベルの運用に対応し、導入後すぐにすべてのデータを活用して、オブザーバビリティの実現に必要なすべてのツールを統一されたインターフェイスで利用できるソリューションはほかにありません。一般提供が始まったばかりのSplunk Observability Cloudですが、すでに業界をリードするオブザーバビリティソリューションとして高い評価を受けています。
「強力な分析機能によって業界で高い信頼を得ているエンタープライズグレードのSplunk Observability Cloudを使用すれば、ITチームやDevOpsチームは複雑さを克服し、クラウド移行を加速させることができます」
– Splunk製品管理、オブザーバビリティ、IT運用担当バイスプレジデント、Spiros Xanthos
Splunk Observability Cloudは、インフラ監視、アプリケーションパフォーマンス管理、デジタルエクスペリエンス監視、合成モニタリング、ログ調査、インシデント対応のすべてにおいて、世界最高クラスのソリューションを提供します。詳しくは、こちらのビデオをご覧ください。
新しいSplunk Observability Cloudには、以下のソリューションが含まれます。
- Splunk Infrastructure Monitoring: ハイブリッド環境やマルチクラウド環境に対応し、拡張性に優れた、AIドリブンのリアルタイムインフラ監視ソリューションです。
- Splunk APM: NoSample™ による精度の高いリアルタイムのアプリケーションパフォーマンス監視機能と、AIドリブンのインスタントトラブルシューティング機能を提供する、業界唯一のソリューションです。
- Splunk Log Observer: (一般提供開始) DevOpsユーザーとそのユースケース向けに設計されたSplunk Log Observerは、トラブルシューティングのためにログ調査を必要とするSRE、DevOpsエンジニア、開発者にSplunkのログ管理機能を提供します。
- Splunk Real User Monitoring (RUM): (一般提供開始) Splunk RUMは、Webブラウザのパフォーマンスを包括的に可視化し、トラブルシューティングの所要時間を短縮します。Splunk APMとSplunk RUMを組み合わせることで、ユーザートランザクションをエンドツーエンドで可視化する業界で唯一の高精度な監視ソリューションを実現します。
- Splunk Synthetic Monitoring: API、サービスエンドポイント、ビジネストランザクション、ユーザーフローのアップタイムとパフォーマンスを改善する、最高クラスの外形監視ソリューションです。Splunkが買収したRigor社のテクノロジーをベースにしたこの新しいソリューションは、現在、 Splunkプラットフォーム全体に統合されています。.
- Splunk On-Call: インテリジェントな自動インシデント対応とコラボレーションを可能にします。
独占的な技術を排除してOpenTelemetryに準拠
Splunkは、オープンソースのオブザーバビリティフレームワークであるOpenTelemetryの推進に大きく貢献しています。このフレームワークは、クラウドネイティブのソフトウェアやアプリケーションからテレメトリデータを収集するための、ベンダーに依存しないAPI、ソフトウェア開発キット、ツールで構成されています。Splunk Observability Cloudは、OpenTelemetryデータを大規模に活用および管理できるように設計および最適化されています。OpenTelemetryをベースとしたSplunk Observability Cloudを使用すれば、ベンダーロックインを回避してデータの取り込みを統合できるだけでなく、オープンソースの軽量なOpenTelemetryインストルメンテーションによってリソースの消費を低減できます。
Lenovo社が販売のピークシーズンに完璧なカスタマーエクスペリエンスを提供
Lenovo社は、Splunk Observability Cloudを利用することでTCOを削減し、販売の繁忙期にトラブルシューティングにかかる時間を半分に短縮しました。
「Splunkのオブザーバビリティソリューションで、当社の平均解決時間(MTTR:Mean Time To Resolution)を30分から5分以下に短縮できました。ブラックフライデーの繁忙期にはアップタイムを100%維持できたのですが、この数字は前年と比べると300%の改善ということになります。Splunkのオブザーバビリティソリューションは当社の運用効率、チームのコラボレーション、トラブルシューティングの所要時間を大きく改善しました。このおかげで、当社は常にお客様に対して最高のエクスペリエンスを提供できています」
– Lenovo社オンラインおよびeコマース運用ディレクター、Ben Leong氏
Splunk Observability Cloudをぜひご利用ください
ITおよびDevOpsチームのためのSplunk Observability Cloudの詳細は、SplunkのWebサイトをご覧ください。