ITトラブルシューティングのためのログ分析

クラウドへの移行が加速する中で、IT運用チームが管理するテクノロジー環境は絶えず変化し、複雑さを増しています。1つの組織では通常、数百にのぼるアプリケーション、サーバー、仮想マシンが運用され、さまざまな形式のデータのストリームが絶えず生成されています。IT運用チームは、この急速に進化する複雑な環境の監視、管理、トラブルシューティングを担い、すべてのデータを包括的に監視しなければなりません。連携しない多数のシステムやツールを使ってスタックの各部を別々に監視していると、データのサイロ化が発生し、システムの全体像が見えなくなります。問題の検出や解決時にさまざまな画面を頻繁に切り替えて状況を分析することになり、問題の検出や解決に必要な包括的な可視化ができず、多くの組織が苦慮している状況です。さらに、多くのツールが導入されていると、ログはロールオフで調査前に消えてしまうことが多く、残るのは不完全なデータとなります。

サイロ化されたデータが共有されていないと、インフラとアプリケーションコンポーネント間での複雑なやり取りが見逃されることになります。また、多数の異なるツールを使用していると、IT運用チームによるインシデントの根本原因の判断が難しくなります。こうしたことが、トリアージの遅れ、問題の重複、サービスの質の低下につながります。

IT運用チームが直面している環境の複雑化などの課題が、データの統合による成果の達成を妨げています。チームに求められるのは、運用レジリエンス強化への取り組みを支援すること、より迅速かつプロアクティブに本番環境の問題を解決すること、情報に基づくデータドリブンの意思決定によってリソースを最適化することです。そのための第一歩として、構造化か非構造化を問わずログのデータを統合して、分析とインサイトを強化する必要があります。Splunk EnterpriseとSplunk Cloud Platformは、IT運用チームがまさに必要とするログ管理と分析のプラットフォームを提供します。Splunkのセキュリティとオブザーバビリティの統合プラットフォームは、イノベーションの促進、セキュリティの向上、ビジネスレジリエンスの強化を支援します。