ケーススタディ

Autodesk 社、AWS で Splunk を利用することで時間と資本支出を削減し、同時に性能管理を効率化

エグゼクティブサマリー

Autodesk 社のソフトウェアを使ってアイデアを設計、可視化、シミュレーションしているユーザーは、製造、建築、建造、建設、メディア、エンターテイメントなどのさまざまな業界に及んでいます。これには、過去 20 年間にアカデミー視覚効果賞を受賞した企業も含まれています。世界中で大規模に展開している Autodesk 社は、2 つの異なる課題に直面していました。1 つは、世界中にあるさまざまな社内グループ全体での運用とセキュリティに関するインサイトを得られないことで、もう 1 つはオペレーショナルインテリジェンスソフトウェアを展開するのに最適なインフラを選ぶ必要があることでした。Splunk のプラットフォームを展開して以来、Autodesk 社は次のようなメリットを得られるようになりました。

  • 数十万ドルのコストを節約
  • 運用とセキュリティに関する重要なインサイトを取得
  • 製品のパフォーマンスをリアルタイムで可視化 (性能管理の効率化)

Web セミナー:Splunk と AWS で運用を強化した Autodesk 社

課題
    • 世界中にわたる拠点をサポート
    • ビジネス、運用、セキュリティを詳細に可視化
    • オンプレミスのインフラストラクチャのアップグレードに必要な資本支出と人件費を削減
    • クラウド環境全体でセキュリティとコンプライアンスを確保
    • セキュリティの問題の検出と解決に必要な時間を短縮
ビジネスへの影響
    • 数十万ドルに及ぶ資本支出、時間、人件費を削減
    • AWS CloudFormation テンプレートと Ansible プレイブックを利用して運用の手間を削減
    • 製品の性能、ユーザーの好み、利用状況統計に関する詳しいインサイトを獲得し、質の高いパフォーマンス管理を実現
    • セキュリティの問題を解決し、専用の SIEM ソリューションにかかるコストを削減
    • AWS アカウントを可視化し、セキュリティとコンプライアンスを確保
データソース
    • 世界中にある数千のエンドポイント
    • AWS CloudTrail
    • Apache Kafka メッセージブローカー
    • Windows、Linux、Solaris サーバー
    • Oracle、SAP、Siebel、TIBCO アプリケーション 

Splunk が選ばれる理由

Autodesk 社が Splunk を初めて導入したのは 2007 年で、当時の目的はマシンデータを運用のトラブルシューティングに活かすことでした。現在、Autodesk 社は Splunk 製品の活用範囲を拡大し、リアルタイム監視、セキュリティに対する詳細なインサイトの取得、経営幹部向けビジネスアナリティクスを次の 3 つの部門で利用しています。

  • Enterprise Information Services (EIS) — 世界中の社内 IT 管理を担当。情報セキュリティと情報管理の業務も含まれます。
  • Autodesk Consumer Group (ACG) — Autodesk 社のすべての一般消費者向け製品を担当。
  • Information Modeling & Platform Products (IPG) — さまざまな業界のデザイナーやエンジニアなど、商用ユーザー向け Autodesk ソリューションを担当。

Autodesk 社は、Splunk Enterprise Security (Splunk ES) を使用することによって、セキュリティの問題を検出し解決する時間を短縮しています。また、Splunk App for AWS を使用して、Splunk Enterprise などの重要なアプリケーションのリソースを柔軟に提供および管理しています。  

「私たちの事業開発部門にとって、Splunk Enterprise はなくてはならないものです。数多くのダッシュボードを利用して、日別、月別の非特定化された使用傾向データ、製品ごとのログインの地域分布、使用されているデバイスの種類など、さまざまな情報を確認しています。このようなデータが、製品や技術に関する意思決定に大いに役立っており、お客様のために製品の品質を向上させることができます。」 



Autodesk 社の Autodesk Consumer Group (ACG)、Alan Williams 氏

本来のサービスに集中するために Amazon Web Services で Splunk を利用

Autodesk 社は世界規模で事業を展開しています。そのため、Splunk 環境をオンプレミスで更新すれと、8 人のチームと数十万ドルのコスト、数カ月間の作業が必要でした。しかし、Autodesk 社のクラウドアーキテクトは、わずか数週間で Splunk Enterprise を Amazon Web Services (AWS) に展開し、資本支出を半分以上、ほぼすべての人件費を節約しました。

また、彼らは AWS CloudFormation テンプレートと Ansible プレイブックを作成し、AWS での Splunk のプロビジョニングに利用できるようにしました。このおかげで、数時間から数日かかっていた新しいエンドツーエンド環境のプロビジョニングが 30 分もかからずにできるようになりました。その結果、1 日 1TB 以上の Splunk を世界中のさまざまな部署に展開するための管理作業は、0.1 FTE 未満となりました。

AWS の企業ユーザーは常に数百名がアクティブであるため、AWS アカウントを可視化する必要がありました。この難しい課題に対応し、セキュリティとコンプライアンスを確保するため、Autodesk 社では Splunk App for AWS を AWS CloudTrail および AWS Config と統合して利用しています。アカウントのアクティビティをリアルタイムで監視し、アカウントを定期的に監査するために、Splunk App for AWS を利用しました。これによって Autodesk 社の AWS 環境を単一の場所で確認できるため、運用とセキュリティに関する問題にすばやく対応し、問題を解決できるようになりました。

「Autodesk Consumer Group は、スタートアップ企業のように事業スピードを最優先に取り組んでいます。私たちは、作業スピードを高めて製品を短期間で開発する必要があります。AWS に Splunk Enterprise を展開することにより、あらゆる方法でこのニーズに対応できるようになりました。プロビジョニングや新機能を迅速に展開できるようになったため、処理を待つ時間が不要になりました。」



Autodesk 社の Autodesk Consumer Group (ACG)、Alan Williams 氏

さまざまな部門が運用とセキュリティに関する詳しいインサイトを取得

Autodesk 社の EIS グループは、Splunk Enterprise を利用して重要なアプリケーションで発生したエラーを検出、相関付け、解決しています。また、Splunk ES を利用することで、セキュリティの問題の検出と解決に必要な時間を最大 80% 削減し、システムのパフォーマンスとセキュリティデータの相関付けに必要な時間も短縮しています。さらに、Splunk ES のおかげで、Autodesk 社は、専用のセキュリティ情報およびイベント管理 (SIEM) ソリューションにかかる高額なコストを回避できました。

Autodesk 社の ACG グループは、Splunk 製品から得られたビジネスインサイトを利用して、経営幹部クラスに必要な可視化を実現しています。たとえば事業開発部門は、Splunk のダッシュボードを利用して、各プロジェクトの 1 カ月あたりのアクティブなユーザー数、ユーザーのアクセス元、前月からのユーザー数の変化を把握しています。

IPG グループは、Splunk の分析機能を利用して、Autodesk A360 などの主要製品の利用状況を把握しています。IPG に所属する 300 名以上のメンバーは、Splunk Enterprise を利用して、Autodesk 社のビッグ データ プラットフォームで製品分析を実行しています。また、Hunk: Splunk Analytics for Hadoop and NoSQL data stores を試験的に利用して、Hadoop の履歴データにアクセスしてクエリを実行したり、集計データやダッシュボードをすばやく作成したりしています。Hunk のおかげで、IPG のベテランユーザーは、Splunk に保存されていないデータについても、Hadoop や S3 データレイクを調査して集計データを作成することが可能になりました。 

データに基づく意思決定を強化

Splunk Enterprise、Splunk App for AWS、Splunk Enterprise Security、およびその他の Splunk ソリューションのおかげで、Autodesk 社は、運用、セキュリティ、製品のパフォーマンスに関する重要なインサイトをリアルタイムで得られるようになりました。Splunk のデータに基づく柔軟性の高い分析機能と AWS ベースのプラットフォームを利用することで、Autodesk 社は時間と資本支出を削減し、より広い範囲と深いレベルで重要な意思決定を下せるようになったのです。