OCSFとは?Open Cybersecurity Schema Framework (OCSF)はベンダーに依存しないオープンソースの標準フレームワークであり、セキュリティテレメトリをシンプルかつ統一された方法で構造化し活用できるように設計されています。 セキュリティ製品間で共通するイベントタイプに一貫したスキーマを提供することで、データ正規化の高速化、相関分析の効率化、多様な環境での効果的な脅威検出を実現します。 OCSFは、現代のセキュリティスタックにおける複雑さを軽減し、相互運用性を高めることを目的に構築されています。
SOCアナリストにとって、Open Cybersecurity Schema Framework (OCSF)は大きな変革をもたらします。 OCSFは、ベンダーに依存しない共通のデータスキーマを提供するので、複数ツール間のセキュリティテレメトリの正規化を効率化するのに役立ちます。ノイズが減り、検出と調査のワークフローが高速化されることで、アナリストは最も重要な業務、つまり実際の脅威の特定と対応に集中できるようになります。
Splunk Enterprise Security (ES)内では、SOCアナリストは、正規化や相関分析のワークフローの中で、特にCIM (共通情報モデル)を利用することで、OCSF準拠のデータを活用できます。 OCSFにマッピングされたデータソースは、Splunkに取り込み、propsとtransformsを使用してCIM準拠のデータモデルに整合させることができます。これにより、一貫したフィールドの抽出とタグ付けが可能になり、フィールドルックアップが高速化されます。

この整合により、種類の異なるログソース間でフィールドセマンティクスを統一できるため、相関サーチ、リスクベースアラート(RBA)、ファインディング、イベント生成の精度が向上します。 たとえば、src_ip、source_ip_address、client_ipなど、異なるテクノロジーのフィールドも、OCSFマッピングによりsrc_endpoint.ipに標準化され、ベンダー固有のスキーマに依存せずに検出が機能します。
OCSFの構造化されたイベントクラス(Authentication、ProcessActivity、FileActivityなど)は、各イベントに予測可能で意味情報が豊富なコンテキストを提供し、相関ロジックの開発を効率化します。 これにより、SOCアナリストはハイブリッド環境(オンプレミス、クラウド、OT)全体で安定的に動作する高精度で拡張性に優れた再利用可能な検出ルールを構築できます。 さらに、ソースごとのカスタムSPLの必要性が減り、フィールド命名の不一致による誤検知が最小限に抑えられます。そして、検出コンテンツをモジュール化し、ポータビリティを高めることが可能になります。

OCSF準拠のデータがマッピングされ、カスタム検出ルールが整備されると、Splunk ES内でトリガーされたアラートはアナリストキューにすぐに反映され、調査対象としてトリアージされます。 OCSFで提供される標準化されたフィールド構造とSplunkのCIMとの整合により、SOCアナリストは、イベントの発生元やベンダーに関係なく、event_class、actor.user.name、target.asset.hostname、security_result.outcome、severityといった主要なコンテキストを迅速に解釈できます。

このスキーマの一貫性により、アナリストは多様なテレメトリ間でも慣れ親しんだフィールド構造を認識して対応できるため、認知負荷が軽減され、分析速度が向上します。 アナリストは、Mission ControlのアナリストキューからSplunkの幅広いES調査機能を活用して、生データやコンテキスト情報にピボットできます。調査ワークベンチ内で上流と下流のアクティビティを調査することもできます。アラートがRBAチェーンの一部である場合は、リスク修飾子を検証することも可能です。
複雑なケースでは、SOCアナリストが同一エンティティに関連する過去のファインディング(risk_object経由)を確認したり、アセット/IDフレームワークとの連携を通じてアセットのコンテキストを調査したりできます。 また、OCSFで強化されたイベントにより、検出ロジックの重大度やプレイブックとの連携に基づいて、マッピングされたアダプティブレスポンスのアクションをトリガーすることもできます。たとえば、アカウントのロックダウン、ホストの隔離、ServiceNowやその他のチケット発行プラットフォームでのチケット生成、脅威インテリジェンス照会による情報の補強などです。
OCSFとSplunk ESによるこの標準化されたトリアージワークフローは、平均検出時間(MTTD)と平均対応時間(MTTR)を短縮すると同時に、緊迫した状況における意思決定のミスを減らします。 さらに、MITRE ATT&CKフレームワークや最新のSOCベストプラクティスに沿った、階層化されたアナリストワークフローや自動化対応プロセスの基盤となります。
今こそOCSFを導入すべきタイミングです。脅威が増大し、環境がますます複雑化する中、標準化された高精度のテレメトリの活用はもはや贅沢ではなく、必要不可欠となっています。 Splunk ESを活用するSOCチームは、OCSF準拠のデータを検出と対応のワークフローに統合することで、即座に効果を実感できます。 データソースのマッピングを開始して、相関ロジックを強化し、アナリストの皆様がより迅速かつ自信を持って行動できる環境を整えましょう。 効率的でスケーラブルな運用環境の未来は、OCSFとSplunk ESから始まります。
この機能の簡単なデモをご覧になるには、こちらをクリックしてください。または、営業チームまでお問い合わせいただければ、Splunk ESとOCSFによって実現できるSOCチームの業務効率化についてご説明いたします。