小さな変化が大きな違いを生むことがあります。Splunkは、ちょっとした不便の解消に取り組み、Splunk Cloud Platform 9.3.2411で、ダッシュボードの全体的な利便性を向上させるいくつかの強化機能を追加しました。
以前、特定のパネルでソースコードオプションを使ってタイトルと説明の色を指定する機能が追加されました。Splunk Cloud Platform 9.3.2411では、この機能をUIで利用できるようになりました。
また、動的な色設定でワイルドカード「*」がサポートされ、表の列の値に対してより柔軟なマッチング条件を指定できるようになりました。この例では、「Game」列で「M」から始まるすべてのセルを紫に設定しています。
以前から、Dashboard Studioについて、動的で設定の自由度が高いマップ視覚オブジェクトを望む声がお客様から多く寄せられていました。Splunkは今回、その点も強化しました。[Fit to data]ボタンを使えば、表示されるデータに合わせて中心位置とズーム倍率が自動的に調整されます。これにより、更新した値に合わせてマップの中心位置を動的に変更できるため、特にトークンを使ってデータをフィルタリングするときに便利です。
単一値視覚オブジェクトでは、主要値とトレンド値の両方について略記で表示するオプションが設定パネルに追加されました。
表示モードの視覚オブジェクトや画像でアクションメニューを非表示にして、ユーザーがエクスポートや全画面表示などの操作をできないようにしたいこともあるでしょう。
そのために、設定パネルに新しい[Show Action Menu]トグルが追加されました。これを使えば、ダッシュボード上のすべてのオブジェクトでアクションメニューを非表示にできます。
従来のダッシュボードでイベントのサンプリングを活用していた方もいらっしゃるでしょう。この機能がDashboard Studioに追加されました。これにより、サーチのサンプリング比率を指定してサーチ結果の一部のみを取得し、よりすばやく効率的にデータを分析できます。
イベントのサンプリングについて詳しくは、こちらをご覧ください。
AbsoluteレイアウトだけでなくGridレイアウトでもキャンバスの背景色を変更できるようになりました。
さらに、背景の画像が明るすぎてダッシュボード上の視覚オブジェクトが見えづらくなる場合は、設定パネルで、アップロードした画像の不透明度を調整できるようになりました。
Dashboard Studioについて、Splunk Ideasからフィードバックをお送りください。ご要望の機能が、今後のブログの「Coming Soon (近日公開)」リストに掲載されるかもしれません!Splunkはこれからも新機能の開発に精力的に取り組み、Splunk Cloud PlatformやSplunk Enterpriseに追加していきます。
現在公開が予定されている新機能には以下のものがあります。
*この情報は、Splunk Inc.の独自の裁量で予告なく随時変更される場合があります。このロードマップ情報は、契約またはその他の約定に組み込まれないものとします。Splunkは、ここに記述される製品、特徴、または機能を開発する義務も、提供する義務も負いません。
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