KubeCon 2025、ロンドン:会場はOpenTelemetryの話題で持ちきり、Splunkは大胆な歩みを見せる

Observability Stéphane Estevez

ロンドンで開催されたKubeCon Europe 2025に参加できたことは本当に幸運で、会場ではOpenTelemetry (OTel)に対する熱気が最高潮に達していました。満席のセッションや廊下での雑談などを耳にする中で、明確にわかったことがあります。それは、OpenTelemetryは単なる未来の話ではなく、現在の話であるということです。大きな注目を集めた話題をいくつかご紹介します。

順調に歩みを進めるOpenTelemetry

1. CNCFのGraduated認定まであと一歩

OpenTelemetryはCNCFのGraduatedの全項目を正式に達成し、クラウドネイティブテクノロジーの基盤としてKubernetesと並びました。OpenTelemetryプロジェクトの成熟度は、次のようなマイルストーンによって証明されています。

2. オブザーバビリティの一翼を担うプロファイリング

プロファイリングが、ログ、メトリクス、トレースと並ぶOpenTelemetryの 4つ目の柱 となりました。OTLP 1.30.0では、以下が実現します。

3. 構造化ロギング用API

クライアント側のテレメトリ(RUM、ブラウザメトリクス、生成AIのログ)を統合する、新しい構造化ロギング用APIの開発が進んでいます。これによって、フロントエンドとバックエンドの相関付けが簡素化されます。

SplunkがOpenTelemetryの取り組みを強化

OpenTelemetryの熱気が会場を包む中、Splunkはその推進者としての役割を確固たるものにする発表で存在を印象づけました。

1. サービスインベントリ:オブザーバビリティの効率化

Splunkの サービスインベントリ は、複雑になりやすい大規模な環境に次の方法で対処します。

2. Kubernetesのトラブルシューティングの強化

Splunkは、以下を目的としてKubernetesの監視を強化することを発表しました。

3. 対応言語の拡大

Python 2.0およびNode.js 3.0 SDKの登場により、クラウドネイティブアプリケーションに対する柔軟性とパフォーマンスが向上します。

4. シスコとSplunkの相乗効果

シスコとの統合を経て、Splunkはスタック全体でOpenTelemetryにネイティブで対応していることを強調しました。

重要である理由

展示会場を歩く中で、はっきりとわかったことがあります。それは、OpenTelemetryは確かな成果を上げているということです。各ベンダーは単にその導入を進めているだけではなく、質の高いサポートの提供についてもしのぎを削っています。Splunkのイノベーションは、OpenTelemetryの急速な成長と相まって、オブザーバビリティがもはやただの理想ではなく、オープンソースファーストのスケーラブルな取り組みであるという転換期の訪れを示しています。
エンジニアにとってサイロの削減やベンダーロックインの軽減につながり、ツールの設定作業ではなく問題の解決により多くの時間を割けるようになります。ある参加者は、「Kubernetesが普及したときの展開をまた目の当たりにしているようです」と話してくれました。

詳細について

お読みいただき、ありがとうございました。

このブログはこちらの英語ブログの翻訳、中里 美奈子によるレビューです。

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