LEADERSHIP

社会貢献によるレジリエンス向上を目指す:Splunkが2023年のグローバルインパクトレポートを公開

Global Impact ReportSplunkは本日、今年で3回目となる年次報告書『グローバルインパクトレポート』を公開しました。この報告書では、Splunkのグローバルインパクトの4つの柱である「データに関する責任」、「倫理的かつインクルーシブな成長」、「環境の持続可能性」、「ソーシャルインパクト」の取り組み状況を紹介しています。これらの目的主導型の活動は、Splunkの成長戦略と成長機会を支える基盤であり、お客様に日々提供する価値とミッションクリティカルなレジリエンスの向上につながっています。

グローバルインパクト戦略の4つの柱は、Splunkの主要なステークホルダーにとって、そしてSplunkという組織の価値観において、特に重要な課題を反映しています。創立20周年を迎えたSplunkは、これらの課題に向き合い社会の模範として揺るぎない信頼を得る企業であり続けるために、さまざまな活動を行っています。この記事では、2023会計年度に行った重要な取り組みとその成果の一部をご紹介したいと思います。

データに関する責任 

Splunkは、お客様のデジタルレジリエンス向上を全力で支援します。デジタルレジリエンスは、ビジネスプロセスや重要なサービスを中断させる可能性のある事象を予測、検出し、対応、復旧する能力を指します。Splunkは、システムのセキュリティ、信頼性、可用性を維持することにより、お客様のデータ保護対策において重要な役割を果たします。また、生成AIの存在感が急速に増す中で、ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)、Future of Privacy Forum、世界経済フォーラム(WEF)と連携し、AIとデータの倫理的な使用方法について何度も慎重に話し合いを重ねています。私はBSAの理事長として、大きな影響力を持つこれらの組織でSplunkが発言力とリーダーシップを発揮することが、短期的にも長期的にもビジネス機会をもたらし、成長を促進して、Splunk独自の力強い信条をより明確にすると信じています。

倫理的かつインクルーシブな成長

Splunkは倫理的かつインクルーシブな成長にも継続的に力を注いでいます。2023年度には、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)の視点を広げ、豊かな組織文化の中心的な概念として「ビロンギング」の考え方を取り入れました。ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン&ビロンギング(DEIB)に関する新しい複数年戦略では、社内キャリアモビリティプラットフォームの拡充、雇用慣行の見直し、人材開発プログラムと採用プログラムの強化により、女性やマイノリティのレプリゼンテーションのさらなる向上を目指します。さらに2023年度には、融通の利く調達において、マイノリティが経営する小規模企業からの調達率が金額ベースで5.7%に達し、目標の4%を上回りました。こうした投資は、多様な人材を採用、育成することが、イノベーションを促進し、機会を拡大して、職場環境に奥行きと連帯感を生み出すというSplunkの信念を反映したものです。 

環境の持続可能性 

Splunkは2023年度に、気候変動リスクのアセスメントを完了し、CO2排出量削減の目標を定めることで、持続可能性の取り組みにおいても前進しました。  この活動を支援するために、社内ワーキンググループ「Sustainability Collaborative」を立ち上げました。このグループは、SplunkのGlobal Impact、Global Spend Management、Workforce Experience、Real Estateの各チーム、さらに、社員主導の比較的新しいグループであるSplunk Earth Allianceと協力して、持続可能性に関する取り組みを推進しています。 

ソーシャルインパクト

10年計画のSplunk Pledgeの活動も順調で、2023年度は448万ドル相当のSplunkライセンスを無償提供し、対象となった組織数は前年度から20%増加しました。また、引き続きさまざまな非営利団体や教育機関と協力して、個人のデジタルスキルや学生のエンプロイアビリティ(雇用され得る能力)の向上にも取り組んでいます。無償提供トレーニングの受講者数は前年比で55%増加しました。トレーニングサービス費に換算すると、合計320万ドルに相当します。 

Splunk社員もボランティア活動やソーシャルインパクトプログラムにこれまで以上に積極的に参加しています。2023年度には、Splunkと社員個人による寄付金額が、3,960の非営利団体を対象に計360万ドルに達しました。Splunk社員がボランティア活動に取り組む時間は前年度から126%増加しています。 これらすべての活動を合わせると、2017年度に始まったSplunk Pledgeの「10年間で1億ドルの寄付を目指す」という目標を49%達成したことになります。

Splunkのコミットメントを証明するのはこれらの数字だけではありません。Splunkは、データ格差の解消に直接的な貢献もしています。ErsiliaおよびbitsIO社と協力して、データの公平性を促進し、感染症対策を通じたグローバルヘルスの向上を支援しています。こちらのお客様事例をぜひご覧ください。 

社会貢献によるレジリエンス向上を目指す

激動の年にこれだけ多くの成果を成し遂げたことは、私たちにとって大きな自信につながります。実際、EcoVadisの審査において、Splunkは全カテゴリでの持続可能なビジネス運営に対するコミットメントが評価され、ブロンズメダルを獲得しました。倫理、目的、社会貢献に対するSplunkの価値観と専心的な取り組みは、ビジネスを支える基盤であると同時に、成長戦略を構成する重要な要素であり、組織のレジリエンス向上に寄与しています。

これまでの成果を誇りに思うとともに、まだやるべきことがたくさんあると私たちは考えます。「社会貢献によるレジリエンス向上」というSplunkのビジョンは、イノベーションを推進し、お客様、投資家、コミュニティ、社員、そして社会から信頼されるパートナーでありたいと願う私たちの意欲の源泉です。この刺激的で実りの多いジャーニーを支えてくれる皆様に心よりお礼申し上げます。

Scott Morgan
グローバルアフェアーズ&セクレタリー担当SVP兼最高法務責任者(CLO)

このブログはこちらの英語ブログの翻訳、前園 曙宏によるレビューです。

Scott Morgan
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Scott Morgan

Scott Morgan is Splunk’s Senior Vice President, Chief Legal Officer, Global Affairs & Secretary, and oversees Splunk’s Legal, Government affairs and Global Impact functions.  Scott brings over 25 years of experience in the technology industry, and prior to joining Splunk, he served as legal counsel at Autodesk, Inc. and Tellabs, Inc. Scott began his career as an associate at Morrison & Foerster LLP in San Francisco, California and at Thoits, Love, Hershberger & McClean LLP in Palo Alto, California.  Scott holds a Juris Doctor degree from the University of California, Hastings  and a bachelor’s degree from University of California, Berkeley. Outside of his responsibilities at Splunk, he serves as GeoTech Commissioner on the Atlantic Council, is a regular speaker at the Securities Regulation Institute of  Northwestern Law, and serves as Chair of the Board of Directors for BSA, The Software Alliance.