.conf25は先日終了したばかりですが、Splunkと業界にとってこのカンファレンスは、マシンデータと高度なデジタルレジリエンスでAIの潜在能力を解き放ち、エージェンティック時代の幕開けを予告する決定的な瞬間となりました。
以前のブログでも触れたとおり、データはAIの原動力です。AI分野では、テキスト、画像、動画のような人間が生成したデータに基づいてAIモデルをトレーニングする点では大きな成果を上げてきましたが、時系列のマシンデータに基づいてモデルをトレーニングする点では、まだやるべきことがたくさん残っています。マシンデータは依然として、「無秩序かつ膨大でありながらミッションクリティカル」という難題を抱えていますが、エージェンティック時代においてはマシンデータがこれまで以上に重要になります。
さらに、マシンデータの価値を引き出してAIの潜在能力を最大限に活用するうえでは、以下の3つの問題が大きな制約となるでしょう。
.conf25は、Splunkとシスコにとってまさに転換点となりました。私たちは、重要な新しい価値をお客様に提供し続け、上記の問題をお客様が克服して、組織内でAIを実際に活用できるように支援していきます。これは、Splunkが業界をリードする画期的なイノベーションを生み出す企業として再び歩み出すということです。
Jeetu Patel、Tom Gillis、Mangesh Pimpalkhare、Patrick Lin、Mike Hornによるプレゼンテーションでは数々の新しい機能が紹介されました。これらはいずれも、エージェント型AIが主力となるエージェンティックな世界を読み解いて再構成し、マシンのスピードと規模でインサイトを引き出して組織の安全を維持しながらビジネスを推進するうえで、マシンデータがどのような役割を果たすかを示すものでした。主な内容を以下にご紹介します。
企業にAIを広く浸透させるには、AI自体のセキュリティとオブザーバビリティも考慮に入れた、実践的なアプローチが必要です。.conf25でSplunkが発表したのは、AIの信頼性と拡張性を高めるこの実践的なアプローチであり、以下のようなデジタルレジリエンスと信頼性を達成します。
.confがこのような刺激的でまたとない機会となったのは、私たちのすばらしいコミュニティのおかげです。本当にありがとうございます。5,000名を超えるお客様とパートナーの皆様がこのカンファレンスに駆けつけてくださり、カンファレンスは大成功でした。
そして、Splunkとシスコの社員の皆様、全員に心から感謝いたします。彼らがいなければこのイベント自体が成り立ちませんでした。彼らは、お客様に新たな価値を少しでも早く届けたいという熱意を共有しながら、緊張感をもって働いています。
Ford社が、Splunkとシスコを活用していかに驚異的な仕事を成し遂げているかを語ってくださった、Parsh Limaye氏に特別の謝辞を申し上げます。
Splunkにまさに新しい時代が到来しました。Splunkは、強力でありながらもシンプルで分かりやすい成果をお客様に実感していただくため、今後もシスコと緊密に連携しながらAI革命を推進し、守り育てていきます。
来年の.conf26は、9月にデンバーで開催されます。またお会いいたしましょう!
Kamal
先週の基調講演を視聴する:
.conf25の冒頭の講演
.conf25の製品に関する講演
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。