米戦争省データ戦略の加速:シスコとSplunkが戦術エッジでSchema Oneを実現する方法

Industries Dave Donnelly

主なポイント

  1. 米戦争省の「Schema One」イニシアチブは、すべての部門で情報のフォーマットを標準化することによりデータのサイロ化を解消し、データが即座に検索可能で分析に利用できるようにします。
  2. SplunkのEdge Processorは、データが収集されたまさにその場所でデータを正規化および保護することで、帯域幅の使用量を削減し、クリーンで価値の高いデータのみが送信されるようにします。
  3. シスコのセキュアなインフラと Splunkの分析機能を組み合わせることで、ゼロトラストに準拠した統合プラットフォームが実現し、 アナリストはデータのクリーンアップ作業から解放され、高い確信のもとでより迅速な意思決定が可能になります。

データは現代の防衛の基盤となっており、意思決定者が現在の複雑な脅威状況を乗り切るための重要資産としての役割を果たしています。米戦争省(Department of War, DoW)では、データの不足が問題になったことはこれまでに一度もありません。しかし、データのサイロ化が蔓延していることと、極度に分散して多くの場合は相互に接続されていない環境全体で情報を管理することの複雑さが課題になっています。

米戦争省のデータ戦略のビジョンを実現するためには、共通の言語と、情報の発生場所で情報を処理するためのインテリジェントな方法が必要となります。Splunkは、シスコのセキュアなインフラとSplunkの高度な分析機能を統合することで、Schema OneとEdge Processorテクノロジーを活用して米戦争省が目標を達成できるよう支援しています。

1. 共通言語の確立:Schema Oneイニシアチブ

米戦争省の「Schema One」イニシアチブは、完全なデータ相互運用性を実現するための基盤となる取り組みです。主にElastic Common Schema (ECS)に基づき、 Open Cybersecurity Schema Framework (OCSF)に準拠した共通データ標準を採用することで、米戦争省はついに、ばらばらなデータ形式に起因する摩擦を解消しつつあります。

統一された相互運用性:データが現場のセンサーから発信されたものでも、管理用のログから発信されたものでも、Schema Oneはすべての所属部門が確実に同じ言語で通信できるようにします。

戦略的整合性:フィールド名と構造を標準化することで、米戦争省は生のテレメトリデータを実用的なインテリジェンスに変換し、データが取り込まれた瞬間に検索可能で分析可能な状態が確実に実現できるようにします。

2. エッジでの処理:技術エンジン

標準化というものは、最も重要な場面、つまり戦術エッジに適用できた場合にのみ効果を発揮します。Splunk Edge Processorは、前線作戦基地や地域データセンターにおいてSchema Oneを実現するための技術エンジンとして機能します。

ソースでの正規化:Edge Processorは、独自の生データであるログをSchema One/OCSF形式に変換したうえで送信することにより、データが確実に「ミッション対応」状態になったうえでネットワークに届くようにします。

データ主権とセキュリティ:彼我が優劣を争う浮動状況下においては、帯域幅は貴重なリソースです。Edge Processorは、データ発生源における不要データの除去と機密情報の秘匿化を実現し、サニタイズされた価値の高いデータのみが、秘匿回線または低帯域の衛星回線を介して送信されることを保証します。

テンプレート駆動型の最適化:Edge Processorにより、事前に構築されたSPL2変換テンプレートを使用することで、データを最適化および再構築したうえで、Schema One共通言語に適合させることができます。例えば、冗長なWindows XMLイベントログを簡潔なJSON形式に変換することで、元のテレメトリの完全忠実度を維持しながら、取り込みとストレージの要件を削減できます。このアプローチは、運用効率の向上とインフラコストの削減だけでなく、戦術環境とエンタープライズ環境の全体における下流分析の強化とサーチのパフォーマンス向上にもつながります。

3. シスコ + Splunk:ゼロトラストへの統合アプローチ

シスコとSplunkの相乗効果により、米戦争省はゼロトラストミッションのための包括的なエンドツーエンドプラットフォームを手にしています。

セキュアなインフラ:シスコの堅牢化されたルーターとスイッチは、最も厳しい環境下でも、コンテナ化されたアプリケーションとしてEdge Processorを展開するために必要となる強固な基盤を提供します。

可視化と分析: Splunkが提供する「単一の画面」を使い、正規化されたSchema Oneデータを分析して脅威ハンティングや運用準備に活用できます。

ゼロトラストの柱:この統合は、米戦争省のゼロトラストの柱である可視性と分析およびデータに直接的に対応します。これにより、すべてのテレメトリが確実に検証可能で、標準化され、リアルタイムで実行可能になります。

4. ミッションの成果:「データ税」を超えて

これらの技術の実装は、米戦争省の作戦運用に即座かつ具体的な利益をもたらします。

「データ税」の排除:正規化を自動化することで、アナリストはデータのクリーニングに業務時間の80%を費やす必要がなくなります。代わりに、脅威の追跡や任務の支援といった重要な業務に集中できるようになります。

帯域幅の最適化:エッジでデータを処理することで、米戦争省は限られた戦術ネットワークを介して送信されるデータ量を削減できます。

OODAループの加速:標準化された高品質のデータにより、自動応答ワークフローが高速化され、指揮官はより迅速かつ高い確信を持って観察、状況把握、意思決定、行動を進められます。

米戦争省データ中心への道のりの基盤となるのは、情報を標準化し、安全に保護し、任務遂行速度で活用できる能力です。シスコのインフラとSplunkの分析機能が統合されたツールが役に立ち、米戦争省がデータの混乱を克服し、決定的な作戦上の優位性を実現するのに貢献することを誇りに思います。Splunkの存在意義は、お客様の組織独自のデータ最新化目標を支援することにあります。公共機関担当のチームにお問い合わせください。Splunkの統合ソリューションを使って、お客様固有のミッション要件を満たし、データアーキテクチャのレジリエンス(回復力)を向上させる方法についてご相談ください。

このブログはこちらの英語ブログの翻訳、仲間 力によるレビューです。

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