Splunk AppDynamicsはビジネスパフォーマンスと関連付けられたフルスタックのオブザーバビリティを実現し、ハイブリッド環境でもオンプレミス環境でもアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。

パフォーマンスを予測してカスタマーエクスペリエンスを向上
AppDynamicsは、プロアクティブな分析を実現して可視性を次のレベルに引き上げます。これにより、エンジニアリングチームは、進行中のパフォーマンス低下を把握できるだけでなく、問題が発生しそうな場所を予測することもできます。ダッシュボードと同様に通知機能もカスタマイズ可能で、どの程度の深刻度でアラートを通知するかを指定できます。
「当社のエンジニアは、ダッシュボードや画面ですぐにアラートを確認でき、それをドリルダウンして、システムイベントが発生しそうな場所を見つけることができます」とEinhorn氏は言います。「リアルタイムの分析と情報により、効率的で継続的な監視が実現しています」
しかし、AppDynamicsの最大のメリットは、自動車関連の取引を行うCCC社のクライアントが、より良いカスタマーエクスペリエンスを提供できるようになることです。システムの問題を発生前に特定して未然に防ぐことで、CCC社はプラットフォームの一貫したパフォーマンスと高い信頼性を確保しています。
「パフォーマンスの問題や原因不明のサービス停止など、何らかの異常が発生したとします」とGoodson氏は言います。「いずれにせよ、それはそのまま会社の印象としてお客様に伝わることになります。当社のネットプロモータースコア(NPS)は82で、Amazon、Microsoft、Appleよりも高い数値です。つまり、優れたカスタマーエクスペリエンスを提供していることで知られる企業よりも高い評価を受けているということです。このことは、当社のシステムの可用性維持に対する取り組みによるところが大きいでしょう」
AppDynamicsとEvolutio社による価値実現の迅速化
CCC社は、Evolutio社との連携によって大きな価値を生み出しています。Evolutio社は、ソリューションの導入だけでなく、パフォーマンスがCCC社の標準サービスレベルを下回ったときにAppDynamicsが自動でアラートをトリガーするためのルールの作成もサポートしました。
「Evolutio社は、高度な専門知識を備えた頼れるパートナーです」とGoodson氏は評価します。「彼らに協力を求めると、何をすべきかを即座に理解してくれます。彼らはベストプラクティスも、逆に避けるべき方法も熟知しており、正しい答えに最短でたどり着き、それを社内でどのように実践すればよいかを心得ているのです。彼らのサポートのおかげで、AppDynamicsの効果をすぐに実感でき、心から感謝しています」
Evolutio社の共同創設者兼CTOであるLaura Vetter氏は次のように述べています。「CCC社の戦略策定を支援できたことを嬉しく思っています。その戦略は、一般的なITトランスフォーメーションだけを考慮したものではなく、その過程でプラスの変化を促進するために利用できる具体的な戦術も取り入れたものでした。その戦略の一環として、誰もがオブザーバビリティを意識する文化への変革を推進しています。今後も、CCC社の大規模かつ長期的なビジネス変革を見据えつつ、今求められているビジネスと顧客の課題の解決に貢献できることを楽しみにしています」
AppDynamicsを導入したことで、CCC社のエンジニアリングチームは問題解決に専念できるようになり、業務の効率が大幅に向上しました。システムの負荷やパフォーマンスの問題が検知されると自動でアラートがトリガーされるため、エンジニアは問題の発生を待たずに対応することができます。また、AppDynamicsの見やすいダッシュボードを活用することで、問題の根本原因への対応に集中できます。
「AppDynamicsを導入したことで、パフォーマンスと可用性の監視方法を簡素化できました」とEinhorn氏は述べます。「私たちエンジニアは、監視やアラートを過剰に作り込もうとしがちですが、それがかえってノイズを増やし、潜在的な問題の根本原因を特定しにくくすることもあります。AppDynamicsのおかげでアプローチが大幅に効率化されたため、チームはノイズを排除して、重要な業務に集中できるようになりました」
部門間のコラボレーションを改善
AppDynamicsは、CCC社の部門横断的なコラボレーションの改善にも役立っています。運用から開発、見積もりに至るまで幅広い業務に多くのチームが関わる中、AppDynamicsプラットフォームによってDevOpsチーム全体のコミュニケーションが強化されていることを、CCC社は高く評価しています。
「私たちは運用モデルの変革を進め、より高い効果と効率を追求しています。AppDynamicsはまさにその取り組みの中心的な役割を担っています。こうしたオブザーバビリティに関する取り組みは、組織の成長につながっています」とEinhorn氏は言います。「チームはシステムの監視や管理に費やす時間を減らし、イノベーションやビジネスの成長につながる業務により多くの時間を割けるようになりました」
Einhorn氏はさらに、これらの取り組みによって運用側と開発側の連携が一層深まったことも強調しています。「AppDynamicsのダッシュボードや監視とアラートの機能は、チーム間の円滑なコミュニケーションを促進するうえで役立っています。チーム間で共通の認識を持ち、お互いのトランザクションへの影響を意識できるようになりました。今後もこの方向性で取り組みを継続していきます」