Splunkでは、「Womxn+ Employee Resource Group(Womxn+ ERG)※」と呼ばれるコミュニティがあります。Splunkは、ダイバーシティとインクルージョンを重視し、社員、企業、そして社会全体の発展を目指して、Womxn+ ERGというコミュニティ活動を行っています。本記事では、2025年3月7日に日本の大手町オフィスで開催された、Splunk営業マネージャー兼キャリアコンサルタントの畠山さんによる「家庭とキャリアの両立」に関するセミナーの様子と、簡単な概要をご紹介します!
※Ciscoへの統合に伴い、現在Splunk ERGは、31のCisco’s Inclusive Communitiesに統合されています。これらコミュニティは、帰属意識を育み、ネットワーキングの機会を提供し、誰もが価値を認められ、包摂され、サポートされていると感じられる文化を推進しています。世界77か国に3万人以上の従業員を抱える中で、Splunkのチームメンバーは、これらのコミュニティを通じて帰属意識を支援し、シスコ全体の新しい同僚とつながるための多くの選択肢を持っています。
畠山さんは、大学で経済学部を卒業した後、生命の神秘に迫りたいと考えてバイオサイエンスを勉強するために薬学系大学院に進学し、アルツハイマーの病因遺伝子の研究をされたとのこと。そして、大学院修了後は、一貫して大手外資ITの企業のフロント営業として活躍され、4年前にSplunkに入社されました。プライベートでは2人の娘さんの出産後4ヶ月で営業フロントにフルタイム復帰されてキャリアを継続されてきたとのこと。現在は営業マネージャーを務めていらっしゃって、外から見ると、見事に家庭とキャリアを両立されているように見えます。
ユニークな自己紹介をお聞きした後、「家庭とキャリアの両立」セミナーは、“まず最初に皆さんに申し上げておかないといけないことは、「家庭とキャリアの両立」は幻想だと言うことです!”という印象的なお話から始まりました。
仮に、自分が持っている力を120%出し切って頑張り続けたとしても、「家庭」と「仕事」それぞれに割ける力は60%ずつということになります。自分的に「中途半端でとってもイマイチ」で不完全燃焼感が強くなる。妻/母としての役割においては、専業主婦のママ友がやっていることと自分がやっていることを比べてしまい、仕事においては、専業主婦/主夫のパートナーがいる人や独身の人と比べてしまう。そして、無理して頑張ると、必ず、どこかに(自分や家族の健康だったり、家族関係だったり…)皺寄せがくるとのこと。。
すなわち、最も重要なことは、他人の物差しで自分を測るのではなくて、自分の評価は自分でしましょう!両方やってるだけでもすごいことなんだと自分で自分を褒めましょう!というお話に、冒頭から多くの人がうんうんと頷いていました。
ご自身が苦労された話やどうやって乗り越えてきたのかを具体的にお話しくださり、また、数値を元にした客観的・論理的な分析をされながら、長期のライフプランに関する考え方、パートナーとの関係性、ライフワークバランス、自分自身のケアに関することなど、様々な視点でご自身の考えや具体的なノウハウをお話しいただきましたので、参加者の皆さんも引き込まれて聞き入っていました。
個人的に、畠山さんのセミナーで特に興味深かったのが、パートナー(旦那さん)との関係改善に関する方法です。パートナーとの合意形成と、自分からのお願いの方法、相手からの要望への対応の他、個人的に印象に残ったのが、関係が危機的な状況に陥った際の効果的な対応についてでした。詳細は記載しませんが、「なるほど!そうするとよいのか!!」と男性の私が納得するような方法で、目から鱗でした。気になる方は、ぜひ畠山さんに第2回キャリアセミナーの実施をお願いしてみてください!!
Splunk Womxn+メンバーの集合写真(セミナー終了後)
畠山さんの講演は、ご自身の経験に裏打ちされた説得力のある内容と人を引き込む話し方で、参加された方から高い評価をいただくことができました。「家庭とキャリアの両立は幻想です!」というインパクトの強いメッセージから始まったセミナーでしたが、最終的には、一人一人が自分自身の人生をどう生きたいかを考えた上で、キャリアと家庭をどういう方向に持っていくべきかを各自で考えられるよう、丁寧に講演していただきました。
私自身も二人の子供を持つ父親なのですが、昨今、女性だけでなく男性にとっても、キャリアと家庭の両立は避けては通れない重要な課題になっていると感じています。セミナーに参加して、私自身も“どう家庭とキャリアのバランスをとればいいのか”ではなく、そもそも“どのような人生にしたいか”、そして、“その人生の中でキャリアをどう位置付けていくべきだと[自分が]考えるか”が大切だな、ということを感じました。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。