Splunkはお客様のビジネスに貢献するツールですが、直接売上を増やしたりビジネスの成長に貢献したりするものではありません。お客様のIT環境のレジリエンスを維持・拡大し、インシデントが発生した場合でもビジネスへの影響を最小限に抑止し、最短かつ最低限の労力で発生前の状態に復帰することをSplunkはお手伝いします。
Splunkを日々利用されている方が経験・獲得されている効果や利点を経営層の方が理解いただくことで継続的にSplunkに投資いただけますが、理解いただくためには工夫が必要です。ビジネス戦略との整合性や競争力強化の観点からの訴求ではなく、環境の変化に左右されない安定したITサービス提供やインシデント発生時における迅速な回復に基づく企業の安定的運営の視点で価値訴求を行うことは、Splunkの価値をご理解いただく上で最も効果的な手法です。
ITサービスの安定性や迅速な回復に関して
が、Splunkの使用によりどのくらいに変化するか定量的に算出することでSplunkの価値が評価可能になります。
Splunkの価値評価の観点としてはSplunkの効果(作業の自動実行や負荷軽減、インシデントの早期検知や未然防止)にもとづく複数の領域があげられます。
これらの観点について以下の手順に沿って評価できます(Splunkをご使用中の場合です)。
*1 インシデント発生率の低減、イベント調査やインシデント調査時間の削減、IP盗難やデータ侵害発生の軽減、定型作業の削減など複数の項目を自社やお客様の経験値をもとにSplunk内部で確立
*2 これからSplunkをご使用になる場合は、「未使用」を「使用後」に読み替えをお願いします
このアプローチには以下のメリットがあります。
もちろん考慮しなくてはいけない点もあります。
これらの考慮点は、評価を行う対象範囲を適切に設定すること、ならびにSplunk要員とともに評価を行うことで回避可能です(お客様固有の評価項目の作成やビジネス影響の定量化についても、ご支援可能です)。
実施に際してSplunkに相談する前に、簡易ツールを使ってご自身でどのような結果が得られるのか体験いただくことも可能です。
このツールは、これからSplunkを使ってどのような価値が得られるかを代表的なユースケースに沿って試算するツールです。ここで紹介している既にSplunkを使用している状態で獲得する価値を評価するアプローチとは使用前と使用後の設定が異なりますが、使用する価値評価項目やベンチマークは同じです。
この文章でご案内したSplunkの価値はお客様のSplunkの利用状況に応じて獲得の割合が変わります。今のSplunk利用状況を可視化して、今後の改善計画策定のご支援についてもSplunkはお手伝いが可能です。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。