2月中旬、活気あふれるアムステルダムでCisco Liveが開催されました。年に一度開かれるこのイベントには、毎年世界中から1万7,000人を超えるテクノロジーイノベーターや熱心なユーザーが集まります。アムステルダムの象徴とも言えるRAIで2月10日から14日まで開催されたこのイベントでは、多様なアイデアが飛び交い、数々の最先端テクノロジーが披露されました。盛り上がる会場でひときわ注目を集めていたのが、SplunkとMcLaren社のパートナーシップを体感できるスリリングなデモンストレーションでした。参加者は、名高いザントフォールト・サーキットでのレースの興奮を味わう貴重な機会を得ることができました。
体験型のブースでは、F1 2024のシミュレーターゲームを実行する3台のハイテクレーシングシミュレーターが熱心な参加者を待ち構えていました。参加者はコックピットに乗り込み、最速ラップタイムの栄冠をかけて互いに競い合いました。シミュレーターを通じて、参加者は高速アクションの興奮を味わうと同時に、スコアボードの上位を目指して、和気あいあいとしながらも熱い火花を散らしていました。
このエクスペリエンスの中核を担っているのがSplunk Enterpriseの強力なプラットフォームとオブザーバビリティスイートです。これが膨大なレースデータのリアルタイムでの取得と分析を可能にしています。ゲームのテレメトリデータはUDP形式で送信され、詳細な分析のためにJSONペイロードに適切に変換されます。
オブザーバビリティスイートでは、速度、回転数、ギアチェンジ、タイヤ温度、ブレーキ圧など、ドライバーのパフォーマンスに関する詳細なメトリクスがわずか1秒間隔という高い解像度で提供されます。観客やレースの順番を待つ参加者は、このリアルタイムのパフォーマンスデータを見ることで、コースインの前にレーシングテクニックの向上に役立つ戦略的なインサイトを得ることができます。
レースを終えたドライバーには、自身のパフォーマンスの総合的な分析結果が渡されました。参加者は、このレース記録を詳しく確認することで、走行の安定性やドライビングへの自信につながる貴重なフィードバックを得られました。また、ピットウォールのエンジニアからは、コーナリングテクニックの最適化など、改善の余地があるポイントについて個別のアドバイスが提供されました。
Splunkの機能により、個々のドライバーの分析にとどまらず、ドライバー同士のパフォーマンスを比較して、それを基にインサイトに富んだトラックヒートマップを作成することが可能になりました。こうした視覚化により、ラップタイムの速いドライバーと遅いドライバーのブレーキングポイントの違いが浮き彫りになるため、どこでタイムを稼いだり失ったりしているのかを明確に把握できます。
イベント開催中に得られた興味深い統計情報をご紹介します。
Splunkを使ったデータ収集にご興味のある方や、Splunkの機能を自社で活用してみたいとお考えの方は、ぜひLinkedInでつながりリクエストを送信してください。Splunkは、インサイトを共有し、データに基づいた意思決定の可能性を最大限に引き出すお手伝いをしたいと考えています。
Cisco Liveイベントは、今回も大盛況のうちに幕を閉じました。Splunkは今後も、さらなる革新とひらめきを生み出す機会に向けて取り組んでまいります。また、今回のイベントの成功に大きく貢献してくれたSplunkのDataDriversチームに心から感謝いたします。
このブログ記事では、Cisco Live Amsterdamの活気に満ちた雰囲気やイノベーションの精神をお伝えしながら、Splunkのテクノロジーが実用的なデータインサイトを通じてレース体験をどのように高めているかをご紹介します。さらに詳しく知りたい方やご質問のある方は、LinkedInからお問い合わせください。
このブログはこちらの英語ブログの翻訳、髙柴 元によるレビューです。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。