Splunk Cloud Platform 9.3.2411に、ダッシュボードの公開、ボタン入力、その他いくつかの細かな機能強化が追加され、ダッシュボードの利便性がさらに向上しました。
重要なインサイトとデータを盛り込んだ強力なダッシュボードを作成して関係者と共有することは多いでしょう。しかし、Splunkで扱われる情報は基本的に機密性が高いため、お客様からは、Splunk環境へのフルアクセスを付与せずにダッシュボードを共有するための安全な方法を求める声が多く寄せられていました。実際、この機能は、Splunk Ideasの投票で1位に挙げられています。
Splunk Cloud Platform 9.3.2411以降では、[Actions]ドロップダウンから、Studioダッシュボードを公開できます。公開したダッシュボードには、閲覧者がログインせずにアクセスできます。
[Data refresh schedule]ドロップダウンリストでは、ダッシュボード内のデータの更新頻度を選択できます。また、公開したダッシュボードへのリンクの有効期限を設定することもできます。選択した有効期限を過ぎると、リンクが自動的に無効になり、ダッシュボードにアクセスできなくなります。
設定はこれだけです。ダッシュボードを公開したら、そのURLをコピーして、ダッシュボードの閲覧者と共有しましょう。
[View published dashboard]を選択すると、公開したダッシュボードをプレビューできます。[Publish options]では、公開したリンクの確認、更新頻度の変更、有効期限の確認、公開したリンクの削除など、その他の詳細な管理オプションを利用できます。この画面には、公開したダッシュボードの[Actions]ドロップダウンリスト内の[Publish dashboard]オプションからもアクセスできます。
初期リリースには、公開したダッシュボードでオンデマンドサーチを実行できないなど、いくつかの制限があり、今後のバージョンで対応していく予定です。詳しくは、Splunkのドキュメントを参照してください。
これまでは、従来のダッシュボードで独自のJSを使って手動でボタンを追加したり、Studioでさまざまな工夫を凝らして自力でナビゲーションやトークン設定などを実装したりする必要がありました。これからは、新しいボタン入力を使って、ダッシュボードの操作性を向上させることができます。
ボタン入力は[Add input]ドロップダウンから利用できます。
ボタンは、グローバル入力セクションまたはキャンバス内に配置できます。ボタンのラベルをカスタマイズすることもできます。
ボタンがクリックされたときの操作は、よく使う[Link to]フローや[Set tokens]など、複数のアクションから選択できます。
新しい[Reset tokens to default values]アクションでは、ダッシュボード内の選択したトークン、特定の名前空間、またはすべてのトークンをデフォルト値にリセットできます。
Dashboard Studioについて、Splunk Ideasからフィードバックをお送りください。ご要望の機能が、今後のブログの「Coming Soon (近日公開)」リストに掲載されるかもしれません!Splunkはこれからも新機能の開発に精力的に取り組み、Splunk Cloud PlatformやSplunk Enterpriseに追加していきます。
現在公開が予定されている新機能には以下のものがあります。
*この情報は、Splunk Inc.の独自の裁量で予告なく随時変更される場合があります。このロードマップ情報は、契約またはその他の約定に組み込まれないものとします。Splunkは、ここに記述される製品、特徴、または機能を開発する義務も、提供する義務も負いません。
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Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。