Argos社は、アメリカ大陸でも有数のセメントおよび生コンクリート製造企業です。Splunkの運用技術インテリジェンス(OTインテリジェンス)とSplunk Edge Hubを使用してエッジでAIを実行し、製品品質を向上させながらCO2排出量とコストを大幅に削減しています。
「Splunkは運用監視において最高レベルの分析機能を提供してくれます。当社の工場では、AIドリブンのワークロードの実行にSplunk Edge Hubを使用しています」— Argos社、デジタルトランスフォーメーションリーダー、Estefan Wolff氏
セメントはあらゆる場所で使われ、都市の景観を形成するとともに、インフラを支えています。しかし、すべてのスラブや梁の背後では、驚くほどの環境負荷が生じています。セメント生産は、世界のCO2排出量の8%を占めているのです。CO2のほとんどは、石灰岩を加熱して石灰を生成する焼成プロセスから発生します。セメント製造には不可欠なプロセスですが、エネルギーを大量に消費し、CO2を多量に排出します。1

Argos社は、コロンビアのメデジンを本拠地とする、アメリカ大陸でも有数のセメントおよび生コンクリート製造企業です。年産能力が1,440万トンにのぼる重工業の大手ですが、それだけではありません。イノベーションとサステナビリティの取り組みでリーダーとして知られ、ラテンアメリカ統合市場におけるDow Jones Best in Class Indexで最高の評価を獲得しています。
Argos社にとって、発展の鍵は仮焼炉にありました。操業の根幹で、セメント生産に不可欠な工程です。この工程の最適化とは、エネルギー使用量と排出量を削減しながら、製品品質を維持することを意味します。そのためには温度、圧力など、数十もの変数をバランスよく調整しなければなりません。まさに、微妙かつ複雑な作業です。

この課題を解決するために、Argos社はSplunkのOTインテリジェンスと産業用コンピューティングデバイスのSplunk Edge Hubを導入しました。要件は以下のとおりです。
このソリューションにより、以下を実現できました。
テクノロジーだけでは不十分です。Argos社は、最先端の分析と工場の操業との隔たりをなくすために、SplunkのOTインテリジェンスのテクノロジーパートナーであるSumman社と連携しました。Summan社のチームは、複雑な産業プロセスや分析、AIに関する深い専門知識を生かし、Argos社のエンジニアやオペレーターと協力して開発とテスト工程を進めました。

SplunkのOTインテリジェンスを導入したことにより、Argos社は以下のような目覚ましい成果を達成しました。
「Splunk Edge Hubにより、仮焼炉調整AIモデルの応答時間を90秒から15秒未満に短縮できました。エネルギーを大量に消費する仮焼炉調整プロセスで、年間150万ドルのコスト削減を実現しています」— Argos社、デジタルトランスフォーメーションリーダー、Estefan Wolff氏
高度に自動化されたセメント生産では、膨大なテレメトリデータストリームが生成されます。Argos社がどのようにSplunkを活用しているのかを見てみましょう。
シームレスにエッジからクラウドまでをカバーするこのアプローチにより、遅延が大幅に短縮され、一貫性が強化されて、Argos社は経済的および環境的な目標を同時に達成できるようになります。
Argos社の事例は、明確なビジョンを持つリーダーシップ、高度な専門知識を備えたパートナー、そして最先端のテクノロジーが融合することで何が実現できるかを示しています。SplunkのOTインテリジェンスを導入したことにより、同社は効率性、コスト削減、サステナビリティを新たなレベルに引き上げ、産業オペレーションの未来のスタンダードを築いています。

OTインテリジェンスの技術的な詳細に関心をお持ちでしたら、ぜひSplunkbaseで詳細を確認し、Appをダウンロードしてください。
1Stanford Energy Research Consortium
このブログはこちらの英語ブログの翻訳、前園 曙宏によるレビューです。