Splunkの利用状況、導入状況、そして何より「価値」を追跡するのに役立つシンプルなソリューションを紹介します。これにより、新たなユースケースを開拓し、パフォーマンスを最適化し、ROIを実証することもできます。
Splunkの利用状況は組織によってさまざまに異なりますが、その状況が示しているのが進捗や可能性なのか、機会損失なのかを把握するのは容易ではありません。次のような疑問の答えが得られたら便利ではないでしょうか。
Insights Suite for Splunk (IS4S)は、これらの疑問について、明確かつ的確な答えをすばやく出すために作られました。
IS4Sの中核をなすのは、洗練された分析とインテリジェントなガイダンスの組み合わせです。環境内で今何が起きているか、ユーザーはどのようにSplunkを利用しているか、どのデータソースが価値を生み出し、他のユースケースのどこでデータを再利用できるかを明確に可視化します。
IS4Sは、Value InsightsとUse Case Explorer、そしてそれらを支える強力なエンジンであるSearchbaseの3つの主要コンポーネントで構成されます。
この3つのコンポーネントについて簡単にご紹介します。
Value Insights:プラットフォームの利用状況と導入状況を時系列で追跡します。ログイン、サーチ、Appの操作など、ユーザーがプラットフォームを具体的にどのように利用しているかを可視化するとともに、オンボーディング、最適化、サポートに役立つトレンドを明らかにします。また、過去のメトリクスと比較して状況の改善を評価し、対応が必要かどうかを判断することもできます。
Use Case Explorer:Splunk環境をスキャンして、すでに実行しているユースケースと、今後実行が可能なユースケースを特定します。ソースタイプをSplunk Lanternの広範なユースケースライブラリとマッピングすることで、未開拓の価値を明らかにし、導入環境をベストプラクティスと比較して、データをさらに活用する方法を示します。自力で調査する場合も、Splunkエキスパートの支援を受ける場合も、既存のデータで何ができるかを明確に理解し、行動につなげることができます。
Searchbase:上記の機能の中枢を担い、IS4Sでのすべてのサーチを支えるサーチリポジトリです。拡張メタデータ、タグ、カテゴリ、フィルタリングオプションを使って、整備済みのサーチを柔軟に管理および実行できます。単なるエンジンではなく、チームや部門間でベストプラクティスを共有し、適用範囲を拡大するためのプラットフォームとしての役割も果たします。
私たちがIS4Sを作ったのは、多くのお客様が抱える課題を解決するためです。プラットフォームの価値を測定し、実証したくても、そのためのツールでは往々にして断片的にしか対応できず、手作業が多かったり、複雑すぎたりします。
これまで、前述の疑問や、価値に関する次のような疑問の答えを得るための一貫した方法がありませんでした。
こうした疑問の答えを得るためのフレームワークを提供するのがIS4Sです。IS4Sを使えば、パフォーマンスの評価、利用状況の分析、将来の成熟度のマッピングを実際のデータに基づいて1カ所で行うことができます。簡単な設定を行うだけで、導入環境の利用状況を可視化し、データに基づくインサイトを獲得して、今後の計画や意思決定に役立てたり、組織内の他の関係者に状況をわかりやすく報告したりできます。
IS4Sの大きな強みの1つは、組織内のさまざまな関係者に価値を広くアピールできることです。
経営幹部に対して:Splunkの導入状況と実現している価値を明確に示すことができます。経営幹部向けのダッシュボードや、インサイトをプレゼンテーション形式でエクスポートする機能を使って、戦略の有効性をデータによって示し、ビジネスの観点でROIを実証できます。
技術チームに対して:ユーザーの行動、システムのパフォーマンス、導入の阻害要因に関する実用的なデータを提供できます。IS4Sを使えば、効率向上のためのチューニング、新しいユーザーのオンボーディング、次回のデータオンボーディングスプリントの計画など、さまざまな目的において意思決定を支援するコンテキストを獲得できます。
ソリューションエンジニア、CSM、アーキテクトに対して:顧客とのより効果的な対話を促進できます。最小限の負担で、プラットフォームの成熟度、ユースケースの拡大、価値の実現に関する話し合いにデータを活用して、顧客の取り組みを円滑にサポートできます。
IS4Sは単なる監視ツールではありません。価値を発見するためのエンジンであり、現状を伝えるだけでなく、新たな可能性を掘り起こします。価値を簡単に可視化できるように、Dashboard Builderなどの機能も開発しました。
Dashboard Builderを使えば、組織にとって重要なメトリクスに基づいて、カスタマイズ可能なダッシュボードをすばやく構築できます。テクノロジーに関するビジネスレビューや社内の戦略会議に備えて、オーディエンスに合わせたダッシュボードを作成し、データに裏打ちされた情報を提示できます。
各コンポーネントは、Searchbaseを使って事前設定されています。Searchbaseに含まれるサーチは、組織の環境に合わせて調整し、ニーズの拡大に応じて拡張できる柔軟性と拡張性を備えているため、常に的確なインサイトを獲得できます。
Splunk環境は動的です。常に、チームは成長し、データは変化し、目標は進化します。そのため、継続的なフィードバックループを確立して、価値を単に証明するだけでなく、向上させていくことが不可欠です。
IS4Sを使えば、そのループを築くことができます。
Insights Suite for Splunkは今すぐダウンロードできます。インストールと設定は数クリックで完了します。起動後すぐに、プラットフォームの将来を展望するインサイトを獲得できます。
👉 Insights Suite for Splunkのダウンロードはこちら(Splunkbase)
👉 Searchbaseのダウンロードはこちら(Splunkbase)
Splunkの導入、適用範囲の拡大、更新の準備のいずれにおいても、IS4Sを使えば、Splunk環境の操作、サーチ、ソースタイプから得られる価値を明確に可視化し、より多くの価値を引き出すことができます。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。