Splunk AI Assistantに関するFAQ

製品に関して今すぐ知りたい疑問にお答えします。

概要、提供状況、オンボーディング

Splunk AI Assistantは、エージェンティックAIを活用したユーザーエクスペリエンスです。Splunkプラットフォームの能力をフル活用して、生産性、有効性、全体的なデジタルレジリエンスを向上できるように設計されています。たとえるなら、デジタルチームメイトのようなものです。関連するコンテキスト、推論、推奨事項を提供しながら、複雑なリクエストへの対応を支援して、MTTR (平均解決時間)の短縮につなげます。

Splunk AI Assistantは、Splunk Cloud PlatformとSplunk Enterpriseの両方のお客様が利用できます。

 

Splunk Cloud Platform (SCP)のお客様は、多くのAWSリージョンやAzureリージョンでSplunk AI Assistantを利用できます。対応リージョンは継続的に拡大しており、最新情報はサポート対象リージョンの一覧で確認できます。Splunk Cloudのお客様向けのSplunk AI Assistant for SPLのインストールについては、こちらをご覧ください。

 

Splunk Enterpriseのお客様は、Cloud Connectedオプションを利用して既存のリージョンに接続できます。Splunk EnterpriseでCloud Connectedをご利用のお客様向けのSplunk AI Assistant for SPLのインストールの詳細については、こちらをご覧ください。

はい。バージョン1.3以降、Splunk Enterprise (オンプレミス)のお客様もSplunk AI Assistantを利用できます。ただし、Cloud Connectedソリューションと呼ばれる特定の設定が必要となります。

 

Cloud Connectedソリューションでは、データプライバシーを維持しながらクラウド規模のコンピューティング能力を活用できるよう、ワークロードを振り分けます。

 

  • ローカルデータ(オンプレミス):生ログ、イベント、機密データは、すべてオンプレミス環境内に保持されたままです。
  • クラウドコンピューティング(Splunk Cloud):自然言語の処理やSPLの生成など、AIによる負荷の大きい処理は、Splunkがクラウド上でホストする安全なマルチテナントAIサービスで実行されます。
  • ブリッジ:オンプレミスのサーチヘッドが、安全なHTTPS接続(ポート443)を介して、リクエスト(ユーザーのプロンプトと関連メタデータ)をSplunk AIサービスに送信します。このサービスでは、生成したSPLまたは説明をローカルインスタンスに返します。

 

Cloud Connectedソリューションでは、Splunkが管理するAIサービスがSplunk Cloud Platform上で実行され、オンプレミス環境から安全な接続を介してそれらにアクセスできます。データはオンプレミスに保持されたままです。AIへのリクエストと結果のみが、クラウドサービスとの間で送受信されます。サーチも引き続き、オンプレミス環境内で実行されます。

お客様環境とSplunk Cloud間の通信を安全に保つため、HTTPS (ポート443)で接続します。

 

Splunk Enterpriseの導入環境がファイアウォールの内側にある場合は、次のドメインへの送信アクセスを許可してください。

 

ホスト名 アクセスが必要なインスタンス ポート

 

*.scs.splunk.com

 

Splunk AI Assistant Appを使用したサーチヘッドまたはサーチヘッドクラスターのインスタンス

443

サポート対象言語の完全な一覧は、こちらをご覧ください。

データ収集とデータプライバシー

Splunk AI Assistantが収集するデータは、お客様がアプリ設定で利用状況データの共有とパーソナライズ機能を有効にしているかどうかによって異なります。利用状況データは、Splunk AI Assistantを改善し、より良い結果を提供するために使用されます。

 

コンテキスト機能(旧称:パーソナライズ)を有効にすると、Splunk AI Assistantはお客様の環境に合わせた回答を生成できます。

 

共有方法と収集される情報の詳細は、Splunk AI Assistantでのデータ共有に関するページをご覧ください。

Splunk AI Assistantのバージョン1.4.0以降では、Splunk Cloud Platformでホストされる大規模言語モデル(LLM)に加え、Azure OpenAIでホストされるモデルも使用できます。

 

デフォルトのモデルランタイム設定では、SplunkプラットフォームでホストされるLLMとSplunk外部でホストされるモデルのどちらを使用するかをSplunk AI Assistantが判断します。これにより、ユースケースなどの条件に応じて、このアシスタントによる回答品質を高めることができます。バージョン2.0をインストールまたはアップグレードすると、この機能はデフォルトで有効になります。この機能は、いつでも無効にできます。ただし、Splunkがホストするモデルのみに制限すると、新しいエージェントモードは利用できなくなります。

Cloud Connectedソリューションのデータ収集を経由したSplunk AI Assistantには、クラウド版Splunk AI Assistantとまったく同じポリシーが適用されます。

 

送信されるデータの種類は、選択した設定によって異なります。主なオプションは次のとおりです。

 

  1. Splunk AI Assistantの基本設定(最小限のデータ転送)
    最小限の設定として、Splunk AI Assistantからはコア機能の動作に必要なものだけが送信されます。つまり、入力と回答です。
    詳しくは、Splunk AI Assistantの概要に関するページをご覧ください。

  2. コンテキスト(オプション)
    有効または無効を選択できます。有効にすると、このアシスタントはデータに合わせた回答ができるようになり、品質が大幅に向上します。この機能を有効にすることを強くお勧めします。
    詳細:パーソナライズ


  3. モデルのトレーニングとファインチューニングのためのデータ共有(オプション)
    AIサービスデータをモデルのトレーニングやファインチューニングのために共有するかどうかも選択できます。
    詳細:データ共有


お客様のデータを保護するため、管理面、物理面、技術面の対策を含むセーフガードを設けています。Splunk AI Assistantは、次のコンプライアンス認証にも対応しています。

 

  • SOC2
  • PCI
  • HIPAA

上記の情報以外に、お客様のSplunkインスタンスに取り込まれたデータをSplunk AI Assistantが収集することはありません。取り込まれたお客様のデータは、引き続きSplunkの利用規約に従って取り扱われます。

 

Q:このアシスタントは取り込まれたデータを参照できますか?
A:いいえ。お客様が取り込んだデータを参照することはできません。エージェントモードが無効の場合、AI Assistantは集約されたコンテキストを除き、取り込まれたデータを参照できません。エージェントモードの場合は、ユーザーが特定のツールの実行を承認すると、環境内の関連データがAI Assistantで処理され、サマリーの生成や質問への回答に使用されます。

前述のとおり、お客様が指定のデータをSplunkと共有することで、Splunk AI Assistantが生成する回答の品質向上につながります。この匿名化されたデータは、製品で使用するモデルの品質向上に利用できます。この設定はデフォルトで無効になっており、お客様の管理者が明示的に選択した場合にのみ有効となります。

コンテキスト機能を有効にすると、Splunk AI Assistantは追加のメタデータを取得してお客様の環境を理解できます。一般的なSPLクエリーを生成するのではなく、インデックス、ソースタイプ、フィールド名、過去のサーチログといったメタデータに加えて、ダッシュボードや保存済みサーチなどの既存コンテンツという独自のコンテキストを踏まえたクエリーを生成できます。これにより回答の品質が向上し、生産性の向上につながります。

Q:データ共有を無効にしていたお客様が有効にするには、どうすればよいですか?
A:利用状況データの共有オプションは、[Settings]タブにあります。このオプションを選択すると、データ収集が開始されます。

 


Q:以前データ共有を有効にしたお客様が無効にするには、どうすればよいですか?
A:コンテキストを有効にするオプションは[Settings]タブにあります。このオプションを選択すると、データ収集が開始されます。バージョン2.0以降では、[Context Settings]からさらに細かく制御できます。

 

 

Q:以前コンテキストを有効にしたお客様が無効にするには、どうすればよいですか?
A:パーソナライズ機能を有効にするオプションは、アプリの設定で無効にできます。パーソナライズのために収集されたメタデータは、1週間以内に削除されます。

データは「Splunk AI Assistantの責任あるAI」に関するガイドラインに従って保存されます。

 

お客様のオンプレミス環境とクラウド上のSplunk管理AIサービスとの接続を保護するため、業界のベストプラクティスである多層セキュリティフレームワークを採用しています。

 

  • 安全なHTTPS接続:すべての接続はHTTPSとポート443を介して確立され、エンドツーエンドで暗号化されます。そのため、データが平文のままパブリックインターネットを通過することはありません。
  • お客様が所有する鍵ペア:オンボーディング時にECDSAの公開鍵と秘密鍵のペアをローカルで作成し、公開鍵のみをSplunkと共有します。秘密鍵がお客様の環境の外に出ることはありません。
  • 署名付きの短期間有効なJWT:システムがセッションを開始すると、秘密鍵でJSON Web Token (ES256)に署名します。Splunkのアイデンティティ/アクセス管理サービスがお客様の公開鍵で署名を検証し、成功するとAPI呼び出し用の有効期限付きBearer Tokenを返します。
  • 最小権限のトークンアクセス:各トークンの権限は、割り当てられたテナントと必要なエンドポイントのみに限定されます。これにより影響範囲を抑え、鍵のローテーションや失効処理を簡素化します。
  • 暗号学的な完全性と真正性:ES256署名により、各リクエストが改ざんされておらず、お客様のテナントから発行されたものであることを保証します。
  • 継続的なログ記録と監視:すべての認証イベントとAPIリクエストをログに記録し、異常を検知してアラートを発するよう監視します。

お客様から提供されたデータを確認する仕組みはありません。

Splunk AI Assistantの製品アーキテクチャ

Splunk AI Assistantは、Splunk独自のドメイン固有データでファインチューニングしたオープンソースの事前学習済みLLMと、Azure OpenAIのフロンティアモデルを組み合わせて使用します。これらのモデルは、Splunk独自のナレッジベースと、コンテキスト機能が有効な場合の環境固有のコンテキストデータを使用したRAGによってさらに強化されます。Splunkでは複数のモデルを使用し、タスクごとに最適な結果を得られるモデルを選択します。

モデルはオープンソースデータと手作業で作成したデータでトレーニングされています。

モデルは品質について厳格な社内評価を受けており、フィードバックに基づいて継続的に改善されています。ガードレールの詳細については、こちらの製品ドキュメントをご覧ください。

Splunk AI Assistant 2.0のリリースに伴い、エージェントモードという新機能を追加しました。エージェントモードを有効にすると、Splunk AI Assistantはユーザーの許可を得てユーザーに代わってサーチを実行したり、ダッシュボードやアラートなどの既存コンテンツをサーチしたりできます。

 

エージェントモードを使用するには、モデルランタイムを「Let Splunk determine the best model to deliver the outcome based on your prompt (this may include models hosted outside Splunk Cloud Platform)」に設定する必要があります。管理者は[Settings]から、いつでもエージェントモードを有効または無効にできます。

Splunk AI Assistantの価格体系

Splunkでは、Splunk Cloud PlatformとSplunk Enterpriseをご契約中のお客様に、Splunk AI Assistantを追加料金なしで提供しています。(通常のサブスクリプション料金は別)

ワークロードベース価格体系をご利用のお客様は、このアシスタントの使用によるSVC消費への影響がほとんど、またはまったくありません。ユーザーのプロンプトと生成AIの結果は、お客様のクラウドスタック内ではなく、Splunk Cloud Platform (SCP)上のサービスで処理されます。ただし、Splunk AI Assistantの主な用途の1つは、サーチとして実行できるSPLを生成することです。バージョン1.0以降では、Splunk AI Assistantが生成したSPLを実行するには、別途「サーチで開く」という別の手順が必要になります。Searchアプリで実行するサーチは通常のSplunkサーチと同様に動作し、それに応じてSVCリソースを消費します。

 

バージョン1.1以降では、お客様がパーソナライズ機能を有効にすると、結果のパーソナライズに必要なメタデータを収集するため、お客様のスタックで一部のスケジュールサーチが実行されます。これらのサーチは、他のスケジュールサーチと同様にSVCを消費します。

 

バージョン2.0以降のエージェントモードでは、このアシスタントがサーチを検証するために実行する自動サーチによるSVCへの影響は最小限です。その他のサーチにはユーザーの明示的な許可が必要で、ユーザーが手動で実行した場合と同じSVCを消費します。

Splunk AI Assistantの製品開発とロードマップ

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お客様がこのアシスタントにプロンプトを入力し、回答が生成されると、アプリケーションからフィードバックを送信することもできます。このフィードバックは、手動での評価と改善プロセスを通じて製品を改善するうえで非常に役立ちます。このデータは、明示的な許可がない限り、モデルのトレーニングやファインチューニングには使用されません。

低評価のボタンを選択すると、さらに詳しい内容を入力できるようになります。このデータは、お客様がデータ収集に同意した場合にのみSplunkが送信および保存します。

Splunk AI Assistantの改善案や機能リクエストは、ideas.splunk.comに投稿してください。

担当アカウントマネージャーにお問い合わせください。

チャットサービスの代替手段

SAIAは、企業の機密データをサードパーティのLLMサービスと共有せずにSPLの支援を受けたいお客様にとって、安全な選択肢です。データはサードパーティではなく、安全なSplunk環境内に保持されます。また、お客様がパーソナライズ機能を有効にすると、SAIAはお客様の環境に固有の回答を生成できるため、サードパーティのLLMサービスによる一般的な回答よりも高精度になる可能性があります。

 

Splunkがお客様のデータをどのように使用するかについては上記をご覧ください。データプライバシーの詳細については、Splunkによる保護をご確認ください。

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