Splunk AppDynamicsはビジネスパフォーマンスと関連付けられたフルスタックのオブザーバビリティを実現し、ハイブリッド環境でもオンプレミス環境でもアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。

最高レベルの可用性を保ちながらフルスピードでクラウドに移行
AppDynamicsは、Vrio社のビジネスにおける重要なマイルストーンを達成するITプロジェクトの推進において中核的な役割を果たしました。このような取り組みの中には、注意深い計画と遂行が求められたOracle Cloudへの移行などのプロジェクトもありました。Salgado氏は次のように語ります。「クラウド化によって、エージェントを監視したり展開したりする方法がすっかり変わりました。ハードウェアを物理的に制御できなくなったため、お客様が当社のアプリケーションとやり取りする方法にも変化が生じています。移行プロセス中もそれ以降も、当社はAppDynamicsを使って、自社のクラウドベースアプリケーションとインフラを監視、トラブルシューティング、最適化しています」
多くの国々に何百万人もの視聴者がいるので、システムの可用性はVrio社の最優先事項です。たった1分のダウンタイムでも視聴者は離れていき、ブランドイメージも長期にわたってダメージを受けます。Salgado氏はこう述べます。「AppDynamicsのおかげで、この数年連続で99.9%の可用性を達成しました」
また、AppDynamicsの導入でVrio社ではトラブルシューティング作業が約50%減少しました。Salgado氏は次のように述べます。「Vrioでは誰もが、『AppDynamicsは間違えないし、ウソもつかない』と言っています。AppDynamicsは問題の根本原因を指摘するときに曖昧さを一切残さないからです。そのため、チームが協力しながら問題を効率的に特定および解決することができます」
ビジネスの成長とサポートコストの削減
Vrio社はAppDynamicsの導入以降、保守契約の入札プロセスを見直すことによって、サードパーティサプライヤーとの保守契約コストを23%節約しました。
サプライヤーは、これまでのようにサーバー数、構成アイテム数、人員数に基づいて保守コストを測定するのではなく、安定性、可用性、さらにはアプリケーションSLAに基づいてサービスを提供することが求められるようになりました。Salgado氏は次のように述べます。「AppDynamicsは、ビジネスコストの削減に貢献しているというよりも、むしろVrioの収益が貯まっていく貯金箱のようなイメージです。私にとっては、AppDynamicsはこれまで買った中で最高の枕でありマットレスです。というのも、おかげで最近はよく眠れるようになりました」
加えて、AppDynamicsのおかげで業務が事前予防型にシフトし、チームがビジネスに積極的に貢献できるようになりました。Nazare氏はこのように述べています。「火消し作業に追われていなければ、IT環境を改善できる分野に注力したり、会社の新しい取り組みに備えたりすることができます」
Vrio社は、SKY+という名のストリーミングアプリを立ち上げ、ブロードバンドストリーミングサービスの拡大を計画しています。Nazare氏は次のように説明します。「私たちは、AppDynamicsで安定性と可用性が非常に高いインフラを構築できました。つまり、今後数年間で会社が新たなプラットフォームやサービスを開始するにあたって、私たちがそれを積極的にサポートできるということです」
Salgado氏は、SKYオペレーションチームをDirecTV担当チームに統合する際にAppDynamicsがどのように役立ったかを例に挙げ、次のように述べます。「コンソール、パラメーター、メトリクスの統一環境を導入したのは私たちが最初でした。これは、グループ内の他の組織にとって良い先例となりました」
ワールドカップでの成功と地域のオペレーションチームの統合完了を経て、Nazare氏とSalgado氏は今、シスコとSplunkの製品でフルスタックのオブザーバビリティを実現するという将来に目を向けています。彼らは、問題を自動的に追跡および診断して、顧客と従業員に完璧なデジタルエクスペリエンスを提供できるAIと機械学習の機能に大きな可能性を見出しているからです。
Salgado氏は語ります。「2024年オリンピックと次の2026年ワールドカップについて、私たちは何の心配もしていません。アルゼンチンが2022年の優勝カップを手にしたように、私たちがブロードキャストメディア業界の熾烈な戦いを勝ち抜き、各国の視聴者に常に最高の体験をお届けするために必要な可視性をAppDynamicsがもたらしてくれるはずです」