Splunk AppDynamicsはビジネスパフォーマンスと関連付けられたフルスタックのオブザーバビリティを実現し、ハイブリッド環境でもオンプレミス環境でもアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。

リアクティブからプロアクティブへの文化的な変化
AppDynamicsとThousandEyesが実現したフルスタックのオブザーバビリティは、McElroy氏がカスタマーエクスペリエンスを向上させるのに役立ちましたが、同時に彼女のチームにも大きなメリットをもたらしました。McElroy氏は言います。「組織のカルチャーが変わりました。リアクティブな対応からプロアクティブで予防的な対応へと変化したのです」
彼女はさらにこう付け加えます。「以前は、スプレッドシートを使って運用チェックポイントを確認していました。各チームは、システムがどういう状態であるかについて感覚的に報告するだけでした。今では、システムの健全性を把握できるだけでなく、ビジネストランザクションを可視化して、顧客の定着率や予約行動のトレンド分析を行えるようになりました。シスコのソリューションのおかげで、データ主導の組織に変貌したのです」
生産性の向上とMTTRの短縮
「シスコのフルスタックのオブザーバビリティのおかげで、ロイヤル・カリビアンの開発者の生産性がほぼ100%向上しました」とMcElroy氏は述べています。「今の時代、開発者はソリューションの開発だけでなく、サポートまで担当しなくてはならない状態ですが、開発者が時間を割きたいのは、やはり開発作業です。今では、開発サイクルに監視を組み込んでいるため、システムが本番環境に移行する前の段階で、稼動状態を把握できます。本番環境に移行した後は、開発者がシステム障害のサポートに時間を割く必要性が減ったため、より多くの時間を開発に費やせるようになりました」
さらにMcElroy氏は、「AppDynamicsを導入してから、平均解決時間(MTTR)が50%短縮されました。重大インシデントの件数も減少したため、アップタイムが増加しています。ダウンタイムが収益損失につながるのは皆さんご存じのとおりです」と付け加えています。
ロイヤル・カリビアン、シスコ、NTTの価値あるパートナーシップ
McElroy氏は、ロイヤル・カリビアンがカスタマーエクスペリエンスを向上させる上で、NTTとシスコとのパートナーシップが果たした役割を高く評価しています。「私たちは、共に課題解決に取り組み、カスタマーエクスペリエンスの向上につながるソリューションの導入に力を合わせてきました。このような協力体制で取り組んだことは、導入したソリューションへの信頼につながっていますが、一番大事なことは、それが私たちのパートナーシップへの信頼につながったことです」
Maissel氏もこれに同意し、次のように述べています。「シスコのフルスタックオブザーバビリティの導入支援とマネージドサービスの提供を通じて、当社が目指しているのは、お客様が行った投資を最大限に活かせるようにすることです。ロイヤル・カリビアンのこれまでの変革の道のりを支援し、今後のさらなる目標に向かって共に取り組むことができたのは、非常に価値ある経験でした」