Splunk AppDynamicsはビジネスパフォーマンスと関連付けられたフルスタックのオブザーバビリティを実現し、ハイブリッド環境でもオンプレミス環境でもアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。

継続的イノベーションとサービス停止/MTTRの大幅削減
AppDynamicsが導入された最初の1年間で、アラスカ航空はレベル1とレベル2の障害数を大幅に減らしました。「2017年から2018年までの1年間で、AppDynamicsとのパートナーシップにより、サービス停止の発生回数を60%削減することができました。現在もその状態を維持しています」とKaser氏は説明します。AppDynamicsによって節約できた時間とリソースは計り知れません。
「AppDynamicsを導入したことで、平均検出時間が数時間から10分未満に短縮されました。これは私たちにとって大きな成果です」とアラスカ航空のソフトウェアエンジニアリングマネージャーであるNemo Hajiyusuf氏は言います。「私たちは常に、お客様に最高のカスタマーエクスペリエンスを提供するよう努めています。すべてを単一の画面で包括的に可視化し、お客様に影響が及ぶ前に問題を検出し、詳しく調べて修正できる機能があるため、お客様に完璧なデジタルエクスペリエンスを提供できます」
AppDynamicsはDevOpsへの移行を支えており、エンジニア、運用担当者、開発者を含む全員にアラスカ航空の利用客の行動とアプリケーションのパフォーマンスに関する情報をリアルタイムで提供しています。チームは安心して変更を加え、その変更がシステム全体にどのような影響を与えているかを確認し、リアルタイムで修正を重ねていくことができます。
「すべてのチームメンバーがその情報をリアルタイムで確認することができるため、メンバーは各自のスキルや視点に基づいて状況を把握し、それぞれ独自の解決策を生み出すことができます」と、アラスカ航空ソフトウェアエンジニアリングマネージャーであるPatrick Boudreaux氏は言い、次のように続けます。「AppDynamicsは、エコシステム全体がどのように統合され、変更がカスタマーエクスペリエンスにどのような影響を与えているかを把握するための全体像を提供してくれます」
「クラウドファースト」戦略を掲げるアラスカ航空は、Microsoft Azureを活用して拡張性と柔軟性を向上させ、イノベーションを実現しています。しかし同時に、新たなクラウドテクノロジーを導入すると、環境が著しく複雑化することになります。ここでAppDynamicsの真価が発揮されます。
AppDynamicsがオンプレミス環境とAzure環境のエンドツーエンドのビューを実現
「Azure環境の導入とクラウドの活用は、私たちのチームに大きな成果をもたらしています」とHajiyusuf氏は説明します。「これによって、DevOpsのカルチャーがもたらされ、インフラをより詳細にコントロールできるようになりました。継続的デリバリーのパイプラインを構築し、マイクロサービスやサーバーレス関数などのクラウド機能を活用することによって、チームは小規模な作業単位で改善を重ねながら、より迅速に変革を推進することで、お客様のための斬新なイノベーションを実現しています。AppDynamicsがマイクロサービスやコンテナ、およびAzure環境で実行されているすべての重要なアプリケーションを可視化してくるため、自分たちの構築しているソリューションの健全性と信頼性が高く保たれていることを確認しながら作業を進められます」
AppDynamicsによってユーザーエクスペリエンスをエンドツーエンドで可視化できるようになったため、アラスカ航空の経営陣は自社のテクノロジーがビジネスに与えている影響を明確に把握できます。「AppDynamicsを使用することで、経営陣に対してデータに基づくインサイトを提供できます。つまり、平均解決時間、平均検出時間、プラットフォーム全体のアップタイムやパフォーマンスなどを把握することで、ユーザーの状況とそれが収益に及ぼす影響について示すことができるのです」とKaser氏は説明します。「搭乗手続きからその後の体験にわたるデジタルエクスペリエンス全体を適切に管理するためにAppDynamicsが活用されていることを経営陣はしっかりと理解できます」