Puget Sound Energy社がリアルタイムデータを利用して対応を迅速化、設備に関するインテリジェンスを活用してコストを削減

レガシーソフトウェアを使用し、リアルタイムデータを収集できないことが、顧客に影響を及ぼす停電への対応の遅れにつながっていました。

Splunkで収集した実用的なインサイトを利用して、停電時に優先順位を適切に判断し、迅速に対応できるようになりました。また、設備に関するインテリジェンスを活用することで、コラボレーションの強化とメンテナンスコストの削減も達成しました。

人々の生活に欠かせない
熱源と電気を提供

145年以上の歴史を持つPSE社は、ワシントン州西部の約200万人の顧客に電気とガスを供給して、15,500平方キロメートル以上のサービス提供エリアに含まれる家庭に光と熱を届けています。同社の課題は、停電時の対応を改善すること、設備データを監視して完全に可視化すること、ネットワークオペレーションセンター(NOC)で使用するツールを統合することでした。

データ活用の成果
50万
ドル。分析ソリューションの統合によるコスト削減見込み額
135,000
ドル。レガシーツールの 廃止による年間ROIの達成額
150
箇所。効率化を実現した 70拠点の通信施設数

停電対策からデータセンターの監視まで

PSE社でエンタープライズテクノロジーソリューションアドバイザーを務めるChris Perez氏は、設備チームとITチームを兼任しています。「私たちのチームは、データセンターの変更管理のほかに、70拠点の150に及ぶ通信施設や通信室の配電、ケーブル、プラント、設備全般のメンテナンスを担っています」と同氏は説明します。

「お客様の稼働時間を維持することは当社にとって最重要事項です。停電は一般家庭だけでなく、病院や救急医療サービスにも影響を及ぼします。こうした事態をできるだけ避けるには、状況を可視化することが重要です」(Perez氏)しかし、以前はソフトウェアが古く、環境内で複数のツールが個別に使用されていたため、データを相関付けることができず、停電発生時に根本原因を特定するのが難しい状況でした。また、重要なデータセンターの監視を改善すること、および会議室のリソースの利用状況を正確に知るための信頼性の高い方法を見付けることも求められていました。

PSE社のSplunk導入は段階的に行われ、現在も拡大し続けています。最初は小さいチームで限定的に導入され、顧客向けWebサイトの監視に使われました。その結果、他の課題を解決する能力があると認められ、組織全体で幅広く利用されるようになりました。

設備データの監視:コラボレーションの強化とコストの削減

以前は、PSE社のデータセンターで生成される温度、ファンの回転速度、 HVAC、環境に関する測定値データを複数のベンダーの異なるシステムで個別に管理していました。データアクセスが制限され、データセンター全体の状況を把握できなかったため、主要業績評価指標を評価することも、個々の設備内の問題を特定することもできませんでした。この問題に対応するため、PSE社は、Splunkですべての一般アラートとログデータを集約して、データセンターのパフォーマンスを完全に可視化しました。

また、PSE社は社員がどこにいても容易にコラボレーションできる体制を作りたいと考えていました。そのためには、人感センサー、会議室予約システム、ビデオスイッチャーを含む最大60の機器を備えた数百に及ぶ会議室の状態を監視する必要がありました。Splunkの導入前は、機器の問題や利用状況の把握はユーザーからの報告や機器のログが頼りで、リアルタイムのデータは利用できませんでした。また、各機器の使用頻度も確認できなかったため、不要なメンテナンスコストが発生していました。Splunk導入後は、会議室に関するリアルタイムデータにいつでもアクセスして、問題をすばやく解決できるようになりました。

また、メンテナンスを適切なタイミングで行えるようになったため、コスト削減にも貢献しています。早急な対応が必要な機器をダッシュボードで知らせることで、不必要な現場訪問をなくすと同時に、メンテナンスコストの節約にもつながりました。

Puget Sound Energy はリアルタイムデータの利用でレスポンスタイムを向上させました
ITとOTのギャップを解消

Splunkの導入前、PSE社のIT NOCチームは複数のツールを使用していたため、メンバーのトレーニングが絶えず必要でした。Splunkでシステムを標準化することにより、トレーニングにかかる時間とコストが減り、情報の収集、共有、対応の一貫性と信頼性が向上しました。また、Splunkプラットフォームを導入したことで、複数のレガシーツールを廃止することもでき、年間のROIが13万5,000ドルに達しました。今後は統合をさらに進めて50万ドルの節約効果を見込んでいます。

Splunkの最大の強みは、 ITとOTのギャップを埋められることです。Splunkは、 両者に共通の枠組みと言語を提供してコラボレーションを後押ししてくれます
Chris Perez氏
PSE社 エンタープライズテクノロジー ソリューションアドバイザー

PSE社は、Splunkの適用範囲をITから運用技術(OT)に拡大していく計画です。データセンターのプログラマブルロジックコントローラー(PLC)からアクチュエーター、アナログセンサー、ファンなどのデータを取得して物理機器の健全性を監視する中で、ITチームは各拠点の設備チームとより効果的にコミュニケーションを取れるようになりました。Perez氏は、「Splunkの最大の強みは、ITとOTのギャップを埋められることです。Splunkは、両者に共通の枠組みと言語を提供してコラボレーションを促進してくれます」と述べています。

私たちにとってSplunk for Industrial IoTは、現場に 関するあらゆる情報を非常にすばやく提供して、データに基づく意思決定を可能にしてくれる点で重要です。 私たちは、停電に見舞われている顧客数を迅速に把握する必要があるのです "
— Chris Perez氏、PSE社エンタープライズテクノロジー、ソリューションアドバイザー
業種: エネルギーおよび 公共事業
ソリューション
Splunkでできること