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2023年のセキュリティの鍵を握るレジリエンス

今回の調査では、セキュリティ要件に対応するのが困難だと回答したセキュリティチームが減少し、一部のチームは成果の向上、コラボレーションの強化、予算の増額への道を見出しています。

状況

平均潜伏期間は9週間

状況

先手で対策を打つことの難しさが浮き彫りに

セキュリティ要件に対応するのが困難になっていると回答したセキュリティチームは昨年の66%から今年は53%に減少したものの、攻撃者に後れを取る状況から完全に抜け出すのは容易ではないようです。

  • 64%のSOCが、セキュリティツールの種類と数が多すぎることに不満を持っています。
  • 87%の組織が、ランサムウェア攻撃を受けたことがあると回答しています。
  • 88%の組織が、人材面での課題を常に抱えています。

目標

目標はレジリエンス向上、ただし実現は道半ば

レジリエンス(耐障害性および回復力)向上に向けて包括的なアプローチを取り入れている組織は少ないものの、多くの組織がレジリエンス向上を目指していることは確かです。


  • ビジネスリーダーがセキュリティ対策の評価指標として最も重視しているのはMTTRです。
  • 81%のSOCが、レジリエンス向上のためにIT運用チームとコラボレーションする機会が増えたと回答しています。
  • 一方で、レジリエンス戦略をまだ正式に策定していないセキュリティチームは31%にのぼります。
目標

レジリエンスについて組織レベルで定められたアプローチがあると回答した組織はわずか31%

脅威

組織への侵入に成功した攻撃者の潜伏期間は平均9週間

脅威

増加する攻撃、長期化する潜伏期間、上がり続けるコスト

過去2年間にデータ漏えいの被害に遭った組織は52%にのぼり、1年前の49%、2年前の39%から増加しています。ランサムウェア攻撃は今や避けがたく、ランサムウェア攻撃を受けたと回答した組織は昨年の79%から今年は87%に増加しました。その被害は甚大です。

  • 修復のために膨大な時間とリソースが消費された(57%)
  • 機密データが漏えいした(48%)
  • エンドユーザーの生産性が低下した(41%)

レポートでは、サプライチェーン攻撃、ビジネスメール詐欺、悪意のある内部者による攻撃、DDoS攻撃についても取り上げています。

教訓

先進的なセキュリティ対策を推進する組織に学ぶ

新しい課題やなかなか解決しない課題に対処するため、51%の組織が、従来の事業継続/ディザスタリカバリー計画とサイバーレジリエンス向上の取り組みの融合に向けた投資を行う予定だと回答しています。

先進的な組織にはほかに以下の特徴があります。

  • サイバーリスクの特定、脅威検出の強化、修復の自動化に分析を活用していると回答した割合が10~15%上回っています。
  • CISOと経営幹部/取締役とのミーティングの頻度が高い傾向があります。
教訓

セキュリティ運用とIT運用など直接関係する他の職務を統合していると回答した先進組織の割合は2.5倍

セキュリティ調査レポート2023を読んで、最新の脅威と重要なレジリエンス戦略について理解を深めましょう。