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Press Release

ダークデータに関する調査 - 多くの企業が業績向上やキャリアアップに対する安定志向が強いことが明らかに

新しいスキルセットと AI の重要性が高まる将来や、企業はデータがもたらす大きな可能性を業績拡大に活用できていないことが判明

サンフランシスコ発 – 2019 年 5 月 7 日 データの世界からアクションと成果を導き出す Splunk Inc. (NASDAQ:SPLK) は本日、ダークデータ(未活用の潜在的な価値を持つデータ)に関する調査結果を発表しました。この調査から、企業幹部は社内にあるすべてのデータを活用することの重要性を認識しながらも、社内データの半分以上 (55%) が、存在を把握していないか、存在は把握しているが特定、準備、分析、活用していない、いわゆる「ダークデータ」であることが明らかになりました。

今回発表した『ダークデータ (未活用の潜在的な価値を持つデータ)の現状』レポートでは、Splunk の委託により TRUE Global Intelligence が世界中の 1,300 人を超えるビジネスリーダーと IT リーダーを対象に調査を実施し、企業におけるデータの収集、管理、活用の実態を分析しています。その結果、データはデバイス、システム、人を結び付け、人々がかつてないほどの成長スピードでデータを介してつながりつつある時代において、企業ではデータ活用が最優先事項として挙げられているものの、実際の取り組みはまったく進んでいない現状が浮き彫りになりました。

  • 米国、英国、フランス、ドイツ、中国、日本、オーストラリア各国の回答者の 76% が、「最も多くのデータを活用する企業が成功する」という考えに同意しています。
  • 60% の回答者が、社内データの半分以上がダークデータであると答え、3 分の 1 の回答者が、社内データの 75% 以上がダークデータであると答えています。
  • ダークデータの活用を阻む 3 大要因は、データが多すぎること、必要なスキルセットが不足していること、必要な人材が不足していることだとビジネスリーダーは考えています。
  • 半数以上 (56%) の回答者が、「データドリブン」が社内で単なるスローガンになっていると回答しています。
  • 82% の回答者が、AIの核心部分は人であり、またこれから先も同様だろうと答えています。

「データ活用が進まないのは、データが驚異的なペースで増え続け、構造化と整理が追いつかないためです。この混沌とした状況の中で企業が八方ふさがりの状況に陥っているのも無理はありません」と、Splunk の最高技術責任者である Tim Tully は述べています。「この調査が、世界中の回答者にとって、ダークデータに注目するきっかけとなったことをうれしく思います。たしかに、データをアクションに変えるスキルがあると答えた人は 3 分の 1 以下にとどまりましたが、逆に、この状況は意欲的なリーダー、プロフェッショナル、従業員にとって、新しいスキルを身に付け、新たなレベルの成果を達成する大きなチャンスでもあります。Splunk は、ダークデータの把握と活用に取り組む意欲のある企業を応援します。」

キャリアアップや昇進よりも現状維持を望む傾向が強い

回答者は、ダークデータの価値は理解しているものの、それを活用するために必要なツール、専門知識、人材が不足していることを認めています。また、多くのシニアリーダーが、退職までの期間を考えると新たにデータスキルを習得する意欲がわかないと答えています。今後、仕事の上でデータ活用は必須になりますが、それを深刻に受け止めている人は少ないようです。回答者は、答えは1つではないにしても、可能性のある主な解決策として、データサイエンスとデータ分析に関する従業員の教育、データ準備 (ラングリング) への投資拡大、技術に詳しくない従業員でもデータを分析できる最新ソフトウェアの導入などを挙げています。

  • 92% の回答者が新しいデータスキルの習得に「関心がある」と答える一方で、データ活用に「非常に熱心」または「とても熱心」だと答えたのは 57% にとどまりました。
  • 69% の回答者が、キャリアアップや昇進をあきらめても今のやり方で仕事を続けたいと答えています。
  • 自身やチームメンバーの教育に関する質問では、過半数に当たる 53% が、新しいデータスキルを習得するのは年齢的に難しいと答えています。
  • 66% の回答者が、データ収集の課題としてシニアリーダーのサポートがないことを挙げ、約 5 分の 1 (21%) が社内のリーダーが関心を持たないことを挙げています。

データの重要性を理解している企業にとって AI は次の未開拓分野

どの国でも多くの回答者が、AIによって人が置き換えられるのではなく、人間の能力を増強するものだと考えています。今回の調査では、現在 AI を活用している企業はわずかであるものの、多くの人が AI に大きな潜在力を感じていることもわかりました。たとえば、運用効率、戦略的意思決定、人事、カスタマーエクスペリエンスなどの一連のユースケースについて、すでに AI を活用していると答えた回答者はわずか 10 ~ 15% でしたが、約 3 分の 2 が AI の導入は有効だと考えています。

  • 大半の回答者 (71%) が、データ分析プロセスでの AI 活用が有効だと考えています。
  • 73% の回答者が、AI によって IT のスキルギャップを埋められると考えています。
  • 82% の回答者が、AIの核心部分は人であり、またこれからも同様であると答えており、72%が、AIは業務上の問題を解決するための単なるツールであると答えています。
  • ビジネス戦略の策定に AI を活用していると答えた回答者は 12% にとどまりましたが、61% が今後 5 年以内に活用を進める予定だと答えています。

回答の傾向は国によって大きく異なる:ダークデータの潜在力に対する理解では中国が突出

7 カ国を対象とした今回の調査では、いくつかの質問で、国によって姿勢や意見に大きな違いが見られました。たとえばフランス、ドイツ、日本の回答者は、自らのキャリアにおいてデータスキルの価値をあまり評価しておらず、価値があると答えた割合は、その他の国と比べて平均で約 25% 低い結果になりました。中国の回答者は AI に対する高い意欲と信頼どちらにおいても他の国を圧倒していますが、現時点で実際に導入している企業は世界平均をわずかに上回る程度です (16 ~ 20%)。

日本では、約 4 分の 3 (73%) の回答者が、企業全体の成功のためにデータが重要だと答え、91% が「最も多くのデータを活用する企業が成功する」という考えに同意しています。にもかかわらず、日本の IT マネージャーおよびビジネスマネージャーの多くは、データの準備 (ラングリング) やデプロイメントにおいてスキルギャップが大きいことを認め、それでも新しいデータスキルの習得意欲をほとんど示しておりません。

  • 日本では、社内で把握または活用していないデータの推定割合が 56% にのぼりました。
  • 日本は、データの把握と活用に関するいくつかの項目でスキルギャップが他国よりも大きく、データのデプロイするフェーズ間で 3 ~ 26% のギャップがありました。
  • 38% の回答者が、技術的なデータスキルとビジネス目標を達成するためのデータ活用スキルを併せ持つ人材の需要は今後 10 年間で最も高まると考えている一方で、これらのスキルが高いと自己評価したマネージャーはごくわずかでした。
  • 新しいデータスキルの習得に「とても前向き」または「非常に前向き」である関心があると答えた回答者は 48%、データ活用する仕事に「非常にやりがいを感じる、またはとてもやりがいを感じる」と答えた回答者は 38% にとどまり、世界全体で最下位でした。
  • 日本で調査対象になった IT マネージャーおよびビジネスマネージャーの多くが、IT、業務、組織運営の各種ユースケースで AI を活用する将来像を描いているものの、それを実現するための専門知識が不足していることを認めています。それでもほとんどの回答者が、AIの能力を高めるのはデータであり(86%が同意)、AIの核心部分は常に人であり続けるだろうと考えている(83%が同意)。

Splunk Inc. について

Splunk Inc. (NASDAQ:SPLK) は、お客様の手元にあるマシンデータをもとに質問と回答を導き出し、実行に移して事業成果を達成する支援をします。お客様は、市場をリードする Splunk の機械学習ソリューションを利用して、ビジネス、IT、セキュリティ、IoT (モノのインターネット) のあらゆるマシンデータを監視あるいは調査し、実行に移しています。何百万人ものユーザーが積極的に活用する Splunk 無料版を是非お試しください

Splunk、Splunk>、Listen to Your Data、マシンデータ向けのエンジン「the Engine for Machine Data」、Splunk Cloud、Splunk Light および SPL は、Splunk Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。他のすべてのブランド名、製品名、もしくは商標は、それぞれの所有者に帰属します。© 2019 Splunk Inc. 無断複写・転載を禁じます。

本件に関するお問い合わせ先

Irene Lai
Splunk Inc.
press@splunk.com