2025年のIT/テクノロジー支出と予算:動向と予測
Learn Kayly Lange新型コロナウイルスのパンデミック発生以降、テクノロジー業界は劇的な変化に直面しましたが、この5年間で特に大きく変わったのは、人々のコミュニケーション方法と働き方です。新年を迎えるにあたり、企業や政府機関を含むすべての大規模な組織にとって、テクノロジーとITインフラへの支出は重要な戦略的課題です。
2025年のIT支出の動向を世界の地域別に見ると、各地の優先事項が反映されており、デジタルファーストの未来に向けた共通点があることもわかります。北米での生成AIへの投資拡大や、アジアでのeコマースプラットフォームの拡大など、2025年もイノベーション、コラボレーション、働き方の再定義が進む年になるでしょう。
このブログ記事では、2025年の世界のIT支出の動向、地域別の今後の展望、組織が注目する将来を見据えた投資領域について考察します。特に、以下の領域について深く掘り下げます。
それではさっそく始めましょう。
2025年の世界のIT/テクノロジー投資:概要
2025年のIT支出は世界的に拡大すると予想されます。ガートナー社の予測では、IT支出は世界全体で5兆7,400億ドルに達すると見込まれます。これは前年比で9.3%増という驚異的な伸び率です。
投資の拡大は、テクノロジー業界が過去4年間の変動に伴う苦境を脱し、大幅な回復を遂げていることを示しています。2022年から2023年にかけて、それまで急速に成長していたテクノロジー業界は突如として景気後退と人員削減の波に直面しました。しかし、最近の成長軌道への回帰と2025年に予想される支出の急増は、業界全体が回復を果たし、世界的なビジネス課題に取り組むための自信を取り戻していることの証と言えるでしょう。
地域別のテクノロジー支出の予測
IT支出は世界的に増加傾向にありますが、地域別ではどのような状況になっているのでしょうか。一部の地域のIT支出の予測を簡単にご紹介します。
欧州:欧州全体のIT支出は、2025年に1兆2,800億ドルに達すると予測されています。これは8.7%という驚異的な伸び率で、2021年のパンデミック収束後の急回復以来、単年では最も高い成長率です。
中東・北アフリカ(MENA):ガートナー社の予測では、この地域の2025年のIT支出は4.2%増の1,755億ドルに達すると見込まれます。
オーストラリア:オーストラリアのIT支出は2025年に8.7%増加すると予測されています。支出増加の大きな要因として、AIの推進、サイバーセキュリティニーズの拡大、Windows 10のサポート終了に伴うハードウェアのアップグレードが挙げられます。
ラテンアメリカ:2025年のIT支出は7%~9%増加すると予測されています。デジタルトランスフォーメーションの推進とクラウドコンピューティングへの投資拡大が支出を大きく後押しすると考えられます。
東南アジア:地域の規模を考えると、2025年の伸び率は突出しています。Forrester社の予測では、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシアの主要5カ国でIT支出は7%増加し、約470億ドルに達すると見込まれます。
2025年のIT支出の動向と増加要因
では、何が最近のIT支出の増加を牽引しているのでしょうか。2025年に投資の大幅な増加が見込まれる領域を見ていきましょう。
セキュリティとコンプライアンス
サイバー脅威は爆発的なペースで増加しています。1つの組織が1週間に受けるサイバー攻撃の平均件数は1,636件にのぼり、前年比で30%も増加しています。サイバー脅威が急増している大きな要因の1つが、AI、特に生成AIテクノロジーの進化です。これらのテクノロジーが犯罪者に悪用され、ランサムウェアやフィッシングなどの攻撃手口が巧妙化しています。
サイバー犯罪の加速に対応して、多くの公的規制機関が、市民の保護を目的に法規制を強化しています。最近強化された主な法規制をいくつかご紹介します。
- 情報通信技術・サービス(ICTS)規則: 2024年、ICTS規則が拡大されました。米国商務省は、IaaS (Infrastructure as a Service)関連の規制を中心に、国家安全保障リスクに対処するための変更を行いました。この変更により、商務省は、敵対国との取引、特に、機密性の高い個人データを使用または保管する基幹インフラ、ネットワークインフラ、データホスティング、コンピューターサービスに関連する取引と、ドローン、Webカメラ、コネクテッドセンサーをはじめとするIoT製品の大量販売について評価し、場合によっては禁止できるようになります。
- 欧州サイバーレジリエンス法: 欧州理事会は、2024年10月10日、デジタル要素を備えたすべての製品に適用される新たな規則を採択しました。この規則は、各加盟国で、外部との接続機能を持つあらゆる製品のセキュリティを強化することを目的としています。
- サイバーセキュリティ・レジリエンス法案:英国政府が2024年に発表したこの法案は、サイバー攻撃に対する防御を強化し、基幹インフラとサービスを保護することを目的としています。
- デジタルオペレーショナルレジリエンス法(DORA):2025年1月に施行されるこのEU法では、金融機関のネットワークおよび情報システムのセキュリティに関する統一要件が定められています。
これらの例はほんの一部に過ぎず、世界は確実にサイバーセキュリティ規制の強化に向けて動き出しています。組織が2025年も成長を維持するには、適用される規制に準拠する必要があります。2025年は、世界中の組織が、複雑化するサイバー脅威と厳しさを増す法規制に対応するために、セキュリティとコンプライアンス対策への投資を優先的に拡大することになるでしょう。実際、ガートナー社は、2025年にサイバーセキュリティ対策への支出が15%増加すると予測しています。
世界全体のサイバーセキュリティ対策への支出は2025年に2,120億ドルに達する見込みで、地域別では北米が前年に続いて最多を占めることになりそうです。北米の2024年の支出は923億1,000万ドルで、今後5年間の年平均成長率(CAGR)は8.51%に達すると予想されます。そのため、セキュリティサービスが活況を呈し、北米での市場規模は2025年には500億ドルに達する見込みです。また、世界全体では860億7,000万ドルにのぼるとガートナー社は予測しています。
サイバーセキュリティ予算の拡大:2025年にはサイバーセキュリティ対策への支出が15%増加すると予測されています。世界全体の情報セキュリティに関する支出は、2025年には2,120億ドルに達する見込みで、地域別では北米が前年に続いて最多を占めることになりそうです。北米の2024年の支出は923億1,000万ドルで、今後5年間のCAGRは8.51%に達すると予想されます。特に、北米の市場の大部分を占めているのはセキュリティサービスであり、次のようなサイバーセキュリティ領域を含みます。
実際、北米での市場規模は2025年だけで500億ドルに達するという予測もあります。
コンプライアンストレーニングの強化:サイバーセキュリティ製品やサービスへの投資はセキュリティ全体の強化に不可欠ですが、他にも重要なことがあります。組織は、技術的な需要の増加とスキル不足の問題に対応するため、2025年に向けて従業員トレーニングと人材開発への投資を強化しています。
HCLTech社のサイバーレジリエンス調査によると、63%の組織が、2025年にトレーニングを含むサイバーセキュリティ予算の増額を計画しています(調査結果のPDFはこちら)。巧妙なサイバー脅威の増加を受けて、組織は、包括的な従業員トレーニングに力を入れ、従業員が脅威を判別して効果的に対処できるように取り組んでいます。さらに、厳格化が進む個人情報保護法や業界固有の規制に準拠するために、従業員にサイバーセキュリティのベストプラクティスを学んでもらうことも急務になっています。
サイバーセキュリティトレーニングへの投資を増やし、従業員の意識を高めることは、組織の資産を守り、規制コンプライアンスを維持することにつながります。
AIと自動化
2025年は、AIに対する過剰な盛り上がりが落ち着き、組織の間では、この新しいテクノロジーがもたらす実用的な意義や新たなユースケースに関心が移っていくでしょう。ガートナー社が提唱するハイプサイクルにおいて、この時期は「幻滅期(幻滅のくぼ地)」と呼ばれ、流行期の過度な期待が収束し、人々はテクノロジーの潜在能力をより現実的に考え始めます。
だからといって、AI導入の流れが止まることはなさそうです。実際、AIの検証やイノベーション推進のためにサーバーの需要が高まり、2023年から2028年にかけて売上が3倍に増えるという予測もあります。また、ガートナー社は、ITソフトウェアの売上が14%、ITサービスの売上が9.4%増加すると見込んでいます。さらに、IDC社は、AIに対する世界全体の支出が2025年には2,000億ドルを突破すると予測しています。
新たな成長期が到来:2025年は、組織レベルのプロジェクトの目的がコスト効率の追求から成長の拡大へとシフトし、CIOは支出の増加に対して寛容になりそうです。ガートナー社のVPアナリストであるJohn-David Lovelock氏は、最近のウェビナーで次のように述べています。
経営陣は、成長を次のレベルに押し上げるために、自動化による組織の最適化に注目しています。実際、そのウェビナーでは、クラウドメール配信およびオーサリング市場が2025年に23.4%拡大すると予測しています。
世界のIT支出予測(単位:百万ドル)
出典:ガートナー社、2024年10月
適材適所でのAI活用:組織は、AIに過度に期待する段階を過ぎ、組織の戦略目標に沿った実用的な用途を模索する段階に入っています。今後は、より慎重なアプローチの下、従業員の生産性向上、イノベーションの推進、新たなビジネス環境での競争力の強化につながるAIと自動化の活用に投資していくことになるでしょう。
(関連記事:AI倫理(英語)、AIの環境への影響(英語))
クラウドインフラとハイブリッドワークソリューション
最近、一部の大企業が在宅勤務を廃止したことが話題になりましたが、多くの組織は、従業員、顧客、ビジネスに多くのメリットがあることから、現在でもハイブリッドワークを広く取り入れています(ハイブリッドワークと言うと、週2~3日のオフィス勤務を義務付ける形態をイメージするかもしれませんが、対面で仕事をする方が効率的かどうかをチームごとに判断する方式もあります)。
実際、ハイブリッドまたはフルリモートで働く従業員の数は、2023年の15%から2024年には38%に拡大しています。
そのため組織は、より柔軟な働き方に対応できるように、IT投資を大幅に増やしています。IDC社のレポートでは、クラウドサービスに対する世界全体の支出が2025年には1兆3,000億ドルに達すると予測しています。これは、働き方の変化に対応した業務プロセスを構築するために、クラウドインフラが重要な役割を果たしていることを示しています。
Forrester社の調査によると、2025年にはクラウドサービスの導入率が向上するとともに、IaaSを以下の目的で活用する組織が増えそうです。
- 運用効率の改善
- 継続的なイノベーションのサポート
ガートナー社は、IaaSへの投資が2024年に22.6%増という急拡大を遂げた点を指摘し、この傾向は2025年も続くと予想しています。
クラウドインフラ市場の急成長の要因は、ハイブリッドワークソリューションの需要増加だけではありません。組織がデジタルトランスフォーメーションへの投資を増やしていることも背景にあります。
デジタルトランスフォーメーションの継続:組織は、市場での需要の変化に対応するために、AI、自動化、リアルタイム分析の導入を進めています。これらの技術を取り入れて俊敏性と拡張性を高めるには、クラウドネイティブテクノロジーが欠かせません。ある調査では、75%のリーダーが、組織内のデジタルトランスフォーメーションの取り組みを2025年までに完全に統合すると回答しています。こうしたイノベーションを加速させるために、組織は2025年もクラウドプラットフォームを活用することになるでしょう。
コスト効率とコスト管理:コスト効率も、クラウドインフラに対するIT支出増加の大きな要因です。従量課金制のクラウドサービスモデルでは、支出を最適化しやすく、需要に応じたリソースの拡張も容易です。
2025年にはコスト重視の姿勢は緩みそうですが、それでも多くのCIOにとってコストは懸念事項です。ガートナー社の調査では、2025年のIT予算について、67%のCIOがコスト最適化を最優先事項に挙げています。従来のオンプレミスシステムからクラウドベースのソリューションに移行すれば、支出を抑えながら運用の柔軟性を向上させることができます。
(参考情報:クラウド環境のコスト管理ガイド)
データ分析とビジネスインテリジェンス(BI)
知識は力です。組織は、コスト効率を維持しながら成果を向上させるために、知識を活用できる環境づくりに取り組んでいます。
データに基づく意思決定を重視する姿勢は2025年も世界的に続くでしょう。組織は、競争力と成長を維持するために、分析ツールやビジネスインテリジェンス(BI)ツールを積極的に取り入れています。ビッグデータ分析とビジネス分析に対する世界全体の支出は、2024年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)14.9%で増加すると予測されています。
データを活用して2025年以降も順調に業績を伸ばしそうな企業の1つがStarbucks社です。同社では、AIを活用してロイヤルティプログラムである「Starbucks Rewards」からインサイトを引き出し、顧客の好みや購買習慣を分析しています。この情報に基づいて、顧客ごとにパーソナライズしたレコメンド、プロモーション、さらにロケーションベースのオファーを提供し、売上と顧客ロイヤルティの向上につなげています。
BIツールの価値はまさに、このような組織レベルで分析を行い、カスタマーエクスペリエンスのパーソナライズや運用の最適化を実現できることにあります。そして、そのことが、あらゆる業界でのIT支出の増加に影響しています。
(関連記事:製品分析(英語))
カスタマーエクスペリエンス(CX)
2025年も、以下の要因によって顧客からの期待は高まり続けるでしょう。
- テクノロジーの進化
- 社会的価値観の変化
パーソナライズ:特に期待が大きいのがパーソナライズです。Epsilon社の調査によると、顧客の80%が、カスタマーエクスペリエンスがパーソナライズされていると購買意欲が上がると回答しています。また、Segment社の調査レポートでは、消費者の71%が、購買体験がパーソナライズされていないと不満を感じると回答しています。
ただしこれらの調査は、さまざまな業界で買い物をする顧客が対象になっている点に注意が必要です。たとえば、eコマースで買い物をすることの多い顧客はパーソナライズを好む傾向がある一方で、特定の業界や領域ではそれほど好まない可能性もあります。
こうした顧客の期待の変化は、組織の2025年のIT支出に影響を及ぼし、デジタルトランスフォーメーションやカスタマーエクスペリエンス(CX)への投資を推し進めています。Forrester社の最新の調査では、CX担当リーダーの40%が今後1年間でインフレ率を超える投資の拡大を検討していることがわかりました。投資先として有望なのは以下のテクノロジーです。
- パーソナライズマーケティングプラットフォーム
- AIチャットボット
- オムニチャネルコミュニケーションツール
目標はいずれも、組織がシームレスで魅力的なカスタマーエクスペリエンスを提供できるようにすることです。
カスタマーエクスペリエンスでのAI活用:リーダーであれば、新たな流行に乗り遅れてはならないというプレッシャーには慣れているでしょう。しかし2024年は、多くのリーダーが知識も経験もないままAIを活用することを迫られました。調査では、カスタマーエクスペリエンス/サービス担当リーダーの61%が、最適な使い方がわからないうちにAIを早急に導入するように経営陣からプレッシャーをかけられたと回答しています。
このように知識不足のまま導入を進めた結果、多くの組織が、AIですべての問題を解決することはできず、もっとシンプルな解決策の方が効果もコスト効率も高いと考えるようになりました。
さらに、多くの顧客がこの新しいテクノロジーに不満を感じ、使用を拒否するようになりました。たとえば、ある調査では、AIチャットボットを頻繁に利用する顧客はわずか16%にとどまっています。さらに驚くべきことに、3分の1 (33%)以上が、まったく使用したくないと回答しました。顧客が不満を感じている主な点は以下のとおりです。
- 応答が遅い
- 言葉を理解してもらえない
- 複数の質問を組み立てるのが難しく、適切な答えを得られない
AIチャットボットに対する不満は、顧客の期待を満たすようなAIの使い方を組織ができていないことを示唆しています。
テクノロジーではなく顧客中心の考え方:こうした課題に対処するために、2025年には、多くの組織がIT支出の重点をテクノロジーではなく再び顧客に置くようになるでしょう。CIOは以下の点を重視してAI戦略の改善に取り組むと専門家は予測しています。
- サービス提供の強化
- 組織目標との整合
戦略を改善するには、AIに対する見識を深める必要があります。これにより、AI導入の目的を明確にし、実際の具体的なビジネスニーズを満たすことができます。
デジタルトランスフォーメーション
組織の間では、カスタマーエクスペリエンスに加えてデジタルトランスフォーメーションも2025年の優先事項になりそうです。実際、この領域への投資は世界的に拡大すると予測されています。
デジタルトランスフォーメーションに関する支出は、2027年までに4兆ドルに近づき、CAGRは16.2%に達すると見込まれています。この流れは、デジタル時代に入って競争がますます激化する中で、組織にとって業務のモダナイズと俊敏性の向上が喫緊の課題であることを物語っています。
2025年のデジタルトランスフォーメーションの特徴として、顧客中心のアプローチへのシフトが進み、テクノロジー導入の成果として、より具体的な価値が求められるようになると考えられます。2025年に期待される主なイノベーションの例を一部ご紹介します。
- リテール(小売り):この業界では、スマート在庫システムの導入が進んでいます。また、現実世界とデジタル世界を融合させて店舗でのエクスペリエンスを高めるために、拡張現実(AR)を導入する企業も増えています。
- 医療・ヘルスケア:この業界では、患者のアウトカムや運用効率の向上を目的として、デジタルヘルスプラットフォームとAI主導の診療への投資が増えると予想されます。
- 製造:この業界では、予知保全の導入と、サプライチェーン分析によるリアルタイムのインサイト取得が進むでしょう。
組織は、デジタルトランスフォーメーションと顧客中心のエクスペリエンスを推進して、組織全体の目標との整合性を高めていくと期待されます。
IT人材/スキル開発
効果的なIT戦略で求められるのは、新しいツールの導入だけではありません。新しいテクノロジーを活用できる人材を揃えることも重要です。
組織全体のスキル向上:2025年は、IT人材/スキル開発に対する支出の大幅な増加が見込まれます。目標は、テクノロジーの進化に適応し、競争力を維持することです。実際、ある調査では、90%の組織が現在、テクノロジーを活用して柔軟性とアクセス性に優れたトレーニングソリューションを構築し、何らかの形でデジタル学習環境を提供していることがわかりました。
AI/機械学習のスキル強化:AI、機械学習、クラウドコンピューティングの急速な導入により、これらの領域の専門スキルに対する需要が大幅に拡大しています。Amazon社やCognizant社をはじめ、多くの企業が従業員の能力向上を目的としたスキルアッププログラムへの投資を増やしています。
- Amazon社は、大学の学費補助、キャリアコーチング、認証制度を提供し、30万人の従業員のスキルアップを図るために、2025年までに12億ドル以上を投資する計画を発表しています。
- Cognizant社も、教育機関やGoogle社などの企業と提携して、20万人以上の従業員にデジタルスキルトレーニングを提供する計画です。
一部の職務の需要増加:2025年には、組織はトレーニングの拡充だけでなく、IT人材の雇用にも力を入れるでしょう。特に需要の高い職務には以下のものがあります。
- 情報セキュリティアナリスト:サイバーセキュリティニーズの拡大を受けて、33%の需要増加が見込まれます。
- ソフトウェア開発者:新たなアプリケーションやソフトウェアソリューションのニーズが高まり、2025年は17%の需要増加が見込まれます。
労働市場はこの数年間で大きく変動しましたが、2025年のIT人材市場は堅調で、さまざまな職務や専門領域で大幅な需要増加が期待されます。
(関連記事/ポッドキャスト:優秀なIT人材を獲得するためのベストプラクティス(英語))
サイバーセキュリティの人材/スキルの今後の重要性:組織は最新のテクノロジーとサイバーセキュリティの専門知識を持つ人材を特に必要としており、この分野での継続的なスキル開発の重要性が高まっています。しかし、人材確保は多くの組織で課題になっています。実際、最新の調査では、57%のテクノロジーリーダーがIT人材の獲得を課題に挙げ、現在および将来のスキル不足が浮き彫りになっています。
時間をかけて自らのスキルセットを磨いているIT人材は、2025年に、その専門知識が評価されて需要が高まるでしょう。
今後の展望:2025年に実践的で新たな未来を創造する
2025年のIT支出の予測から、テクノロジーに対するより現実的でバランスの取れたアプローチが見えてきます。特に以下の点が重視されるでしょう。
- 実用的なインサイトの取得
- 顧客目線での問題の解決
- ソフトウェアやツールへの投資による戦略の実践
2025年は、生成AI、ソフトウェア、データセンターがさらに急成長する見込みです。その中で、組織のリーダーは、これらのテクノロジーを使って何ができるか、そして何ができないかを見極める必要があります。不安定な経済状況を乗り切り、競争力を高めて成長を続けるために、IT支出は今後も重要な役割を果たします。
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