次世代のサイバーセキュリティリーダーを育成するSplunkアカデミックアライアンスを拡張

自分をこの仕事に駆り立てるものは何かを考えたとき、私はいつもこの原点に立ち返ります。それは、学びを通して、人々が人生やキャリアに大きな意義を見出せるよう手助けしたいという気持ちです。自分自身の学びを振り返ると、必ずしも明確な方向性が定まっておらず、授業での学びを実際の機会に結び付ける手段がいつもあるとは限りませんでした。これが、私が現在、学習者にとってのギャップの解消に熱心に取り組んでいる理由です。そうしたわけで、Splunkアカデミックアライアンスプログラムの拡張による学習機会の拡大についてお伝えできることを大変嬉しく思います。

人材と機会

Splunkでは、人材はあまたといるにもかかわらず、機会に限りがあると考えています。当社のアカデミックアライアンスは、この状況を変えることができる最も意義ある方法の1つです。このプログラムは提供開始以来、世界中の大学の学生、教職員、IT担当者に対し、10GBまでデータを取り込めるSplunk Enterpriseライセンス、21種類の無料Eラーニングコースと実習ラボ、認定試験の受験機会などを無償で提供してきました。そして今日、このプログラムはさらに強力なものへと進化を遂げます。

新形態の概要

変化し続けるセキュリティ状況を踏まえ、Splunk Enterprise Security (ES)およびSplunk SOARコミュニティエディションをプログラムの階層に追加します。この拡張の目的は、サイバーセキュリティ領域で特に需要の高い2つの分野(インシデントの検出/対応と自動化)で学生たちがスキルを身につけられるようにすることです。新しい拡張されたプログラムの内容は次のとおりです。

• 10GBまでデータを取り込める更新可能なSplunk Enterpriseライセンス
• Splunkbase経由でのSplunk App for Enterprise Securityへのアクセス
• セキュリティのオーケストレーションと自動化を実践形式で学ぶことができるSOARコミュニティエディション
• Enterprise、ES、SOARを対象としたSplunkの無償トレーニングコース(大学のカリキュラムに直接組み込むことが可能)
• Splunkの認定試験用クーポン
• すべて無償で提供される継続的なサポートとライセンス更新

Splunkを授業に組み込む：知識と認定の獲得

大学の教授や教職員は、Splunkアカデミックアライアンスプログラムを成功させる鍵を握っています。大学において、このプログラムの最も効果的な活用方法の1つは、Splunkを授業に組み込むことです。学生たちは、さまざまな業界のトップ企業で使用されている分析ソフトウェアに触れて学ぶことで、理論的な知識に留まらず、はるかに多くのものを得て卒業します。それは、実践的なスキル、能力の証明、そして自信です。Splunkアカデミックアライアンスの学生たちは、Splunkソフトウェアを使用して実際の問題の解決方法を学びます。これは雇用主への大きなアピールポイントになり、競争の激しい求人市場で強みとなる認定資格を得ることもできます。

実際の効果：学生主体のSOC

このアカデミックアライアンスは、授業での学びを超えて、大学が学生主体のセキュリティオペレーションセンター(SOC)を通じて実践的な学習環境を整備するのにも役立っています。このような学内のSOCで、学生たちは知識を実践に活かすことができます。つまり、Splunkを使用して脅威を監視し、データを分析して、大学をサイバー攻撃から能動的に守ります。SOCに従事する学生たちは、セキュリティの専門職での成功に不可欠な技術スキルやコラボレーションスキルを身につけることができます。この取り組みの先頭に立つのが、ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)、ルイジアナ州立大学(LSU)、カリフォルニア州立工科大学(Cal Poly)の革新的なプログラムです。どれも、学問と実践の融合による可能性を示す強力な事例となっています。

今後について

現在Splunkアカデミックアライアンスのメンバーであり、この拡張されたプログラムを学生や教職員に提供しようとお考えの場合は、ぜひアカデミックアライアンスの申請ページで再申請または更新してください。更新および申請プロセスについての詳細なガイダンスがメールで届きましたら、そちらもご確認ください。大学の管理職の方で詳細をご希望の場合は、Webサイトをご覧になり、所属機関を代表して申請することをご検討ください。

Splunk Educationチームの全員に謝意を表します。このチームには、世界中の学習者のために人材パイプラインの強化と機会の創出に継続的に取り組む優れたイノベーターが集結しています。単に当社のソフトウェアの使用法を伝授することに留まらず、より多くの機会への扉を開き、社会全体にとって強固で安全な未来の礎となるキャリアのきっかけを作ることを目指しています。

このブログはこちらの英語ブログの翻訳、伊藤 宣子によるレビューです。