Splunk AI Assistant 2.0:新しいエージェント型チームメイトのご紹介

Platform Coty Sugg

主なポイント

  1. Splunk AI Assistant 2.0は、新しいデジタルチームメイトです。データ分析や問題解決を支援して、業務を効率化します。
  2. エージェントモードなどの新機能では、AIがユーザーに代わってアクションを実行します。その場合でも、承認やカスタマイズによって人間が主導権を維持できます。
  3. 今回のアップデートによって、チームは業務を迅速化できるようになります。さらに、組織独自のナレッジを活用しながら、問題の管理や対応の方法を改善しやすくなります。

Splunkはこのたび、Splunk AI Assistantの最新リリースを発表しました。これまでのSplunk AI Assistant for SPLから名称変更されパワーアップした新しい2.0リリースでは、以前のバージョンで導入された機能が拡張され、エージェント機能が引き続き強化されています。これらの機能は、チームの作業を効率化し、負担を軽減するために役立ちます。

Splunk AI Assistantは、エージェント型AIを活用したユーザーエクスペリエンスです。Splunkプラットフォームの能力をフル活用して、生産性、効率、全体的なデジタルレジリエンスを向上できるように設計されています。たとえるなら、デジタルチームメイトのようなものです。関連するコンテキスト、推論、推奨事項を提供しながら、複雑なリクエストへの対応を支援して、MTTR (平均解決時間)の短縮につなげます。しかも、これらすべてがAI Assistant App内で完結します。

Splunk AI Assistant 2.0の新機能をいくつか詳しくご紹介します。

エージェントモード

2.0リリースの目玉は、エージェントモードの導入です。Splunk AI Assistantを拡張した機能で、AIがユーザーに代わって、いっそう幅広いツールやスキルを活用しながら、アクションを実行します。エージェントモードを有効にすると、Splunk AI Assistantが、入力されたプロンプトを複数の並列的なツールやスキル呼び出しに分解し、推論しながら処理していきます。たとえば、イベントスキャンの実行、ダッシュボードなどの既存コンテンツの検出、サーチの実行などです。いずれもアシスタント内で実行され、結果が要約されます。こうした処理は、今後も機能拡張の必要に応じて追加され、お客様側でAppをアップデートしなくても利用できるようになります。一方で、サーチを実行するためのツール呼び出しなどの処理は、実行する前に承認メッセージが表示され、ユーザーがそのリクエストを承認するか拒否するかを選択する必要があります。Splunkは、このようなエージェント機能がユーザーにもたらす効果と効率性を高く評価すると同時に、人間参加型(HITL:Human-in-the-Loop)の重要性もよく理解しており、アクションの実行について管理者やユーザーが選択権を持つことを重視しています。

2.0へのアップデート後にSplunk AI Assistantを起動すると、管理者にエージェントモードの概要、有効にするための要件、有効にするか無効にするかのオプションを示す通知が表示されます。エージェントモードは、管理者が明示的に同意しない限り有効になりません。また、管理者は[Settings]タブからいつでも有効/無効を切り替えることができます。

SAIA 2.0エージェントモードの通知
SAIA 2.0エージェントモードの通知

エージェントモードを使った調査のデモをこちらからご覧いただけます。

モデルランタイムのアップデート

今回のリリースでは、モデルランタイムのオプションも多少変更されています。デフォルトでは、入力されたプロンプトに基づいて結果の生成に最適なモデルを判断することがSplunkに許可されています。このオプションでは、Splunk Cloud Platformの外部で管理されているモデルも使用できます。その場合でもAI推論は無料で利用できます。また、これまでどおりSplunkのホスト型モデルのみを使用するように制限することもできます。ただし、この場合、エージェントモードを使用する機能は無効になります。

モデルランタイムのデフォルト設定
モデルランタイムのデフォルト設定

[Context]設定

[Settings]メニューの[Personalization]タブが[Context]タブに変わり、エクスペリエンスをカスタマイズする方法が一段と増えました。[Context]設定では、導入環境から収集されるデータをより詳細に管理および可視化したり、インデックスとソースタイプのメタデータ、ユーザーサーチログ、ナレッジオブジェクトなどの収集オプションを切り替えたりできます。この設定を通じて収集されるデータは、個人データではなく、あくまでコンテキストに関してユーザーの環境で収集されたメタデータのみです。

[Context]設定
[Context]設定

Teach AI (ベータ版)

今回のリリースでは、エージェントモードに加えて、Teach AIと呼ばれる新しいベータ版機能も導入されています。エージェントモードを有効にすると、管理者は組織独自のノウハウ、ベストプラクティス、データカタログをAI Assistantに取り込むことができ、組織の環境により適した形で動作させることが可能になります。この機能に対してガードレールを追加することもできます。具体的には、データソース、インデックス、ソースタイプ、オーナー、タグなど、マークダウンファイルに含める特定の値を指定できます。このベータ版機能を試した管理者の方は、ぜひ感想をお聞かせください。「お客様の声」ポータルからフィードバックを送信していただけます。

Teach AI (ベータ版)
Teach AI (ベータ版)

FedRAMPの拡張

Splunk AI AssistantがついにFedRAMP IL2に対応しました!FedRAMP IL2環境を運用している場合、[Data for Training]と[Fine-Tuning]は無効になります。また、モデルランタイムはSplunkホスト型モデルのみに固定され、エージェントモードは利用できなくなります。

Splunk AI Assistantの開発と進化におけるこの新たな段階にSplunkチームは大きな期待を抱いています。ユーザーの皆様のご意見もぜひお聞かせください。Splunk AI Assistantをまだお試しになっていない場合は、こちらからダウンロードできます。皆様の感想をお待ちしています。AI Assistant 2.0の詳細は、リリースノートでご紹介しています。こちらも併せてご覧ください。Splunk AI Assistantやその他のAIエクスペリエンスの開発とアップデートは今後も続いていきます。Cisco LiveなどのイベントやSplunkブログを欠かさずチェックして、Splunk AIチームからの最新の情報をぜひご確認ください。

このブログはこちらの英語ブログの翻訳、肥垣津 雄日によるレビューです。

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