AI、自動化、ソブリンクラウドを推進:SplunkとMicrosoft社のパートナーシップにおける最新の取り組み
Partners Jason Conger主なポイント
- 現代のネットワークからは、膨大な量のデータが生成されます。それでも 障害が何時間も続く理由は、各チームにはそれぞれの担当領域しか見えていない からです。ネットワーク全体を横断的に把握できる包括的な可視性がないのです。
- Splunk ITSIは、あらゆるインフラ層からのテレメトリを単一のサービス健全性スコアに統合することで、この問題を解決します。さらに、何千もの生アラートを集約し、根本原因が明確な1件の対処可能なインシデントに変換します。
- この統合アプローチによって、チームは 後手の対応から脱却し、問題を先回りして検知 できるようになります。これにより、ユーザーが気付く前に問題を発見できるだけでなく、これまで1時間以上かかっていた問題の解決時間を数分へと短縮できます。
組織は今、「フロンティア企業」への転換を競うように進めています。それは、人間とAIエージェントが肩を並べて働くことで、迅速な意思決定や新たな業務体制を実現する企業です。
ただ、確かなことが1つあります。フロンティア企業を支えるテクノロジーの構築や導入、運用の方法は1つではないということです。使用するAIツールはチームによって異なるでしょう。データは複数のクラウドやプラットフォームに分散し続けています。さらに、地政学的な情勢の急速な変化や、新たな規制要件への対応のために、Microsoft Azure Localのようなソリューションを活用してデータ主権を確保する必要性が高まっています。
こうした状況に対処するために、SplunkとMicrosoft社はパートナーシップを進化させ、AI、SecOps、開発、クラウド環境の各分野にわたる新たな機能を提供することで、お客様が業務の進め方や運用場所をより柔軟に選択できるようにしています。
本記事では、インサイトを行動につなげるAIワークフローから、ソブリンクラウドの導入まで、最新の取り組みとその重要性をご紹介します。
AI時代に柔軟性が重要な理由
企業変革の次のフェーズで重要なのは、どれか1つのプラットフォームを選択することではなく、絶えず変化するエコシステム全体で運用していくことです。
組織がAIを採用するペースやスタート地点はそれぞれ異なり、また、それぞれがハイブリッド環境やマルチクラウド環境を運用しつつ、新たなデータ主権やコンプライアンス要件に取り組んでいます。
こうした課題に対し、SplunkとMicrosoft社は、お客様が選んだAIツールを活用しながら、それぞれのニーズに最適な環境でソリューションを導入できる仕組みを構築しています。
ユーザーが普段使う環境に対応:Splunk AIとMicrosoft Copilotエコシステム
AIは、各チームの実際の業務に自然に組み込まれてこそ価値があります。
そのため、SplunkとMicrosoft社は、AIを活用してSplunkデータを活用する方法を複数用意しています。ユーザーに単一のインターフェイスを強いることはありません。
Splunk AI Assistantは、Splunkを日常的に利用するチーム向けに、Splunk環境に特化して設計され最適化されています。このエージェントは、特にSPLクエリーを理解し生成することを目的として学習済みであり、ユーザーが既存のワークフローにおいて自信を持ってより正確かつ迅速に作業を進められるよう支援します。
一方、Microsoft Security Copilot Plugin for Splunkは、主にMicrosoft製品のエコシステム内で作業するユーザー向けに、使い慣れた環境から直接Splunkデータを利用できるようにするものです。そのため、ユーザーはツールを切り替えることなく、自然言語によるプロンプトを通じてインシデントを調査し、クエリーを実行し、インサイトを取得できます。
いずれの方法を選択しても、次のようなメリットを得られます。
- 保存して再利用できる自然言語クエリー
- 調査と対応の迅速化
- AIドリブンのインサイトと推奨事項
イノベーションを加速:GitHub Copilotによる開発の高速化
AIは、ユーザーがデータを利用する方法を変えているだけではありません。ソリューションの構築方法そのものを変革しています。
GitHub Copilotを使えば、各チームがSplunkのアプリケーションやインテグレーションを作成する時間を大幅に短縮できます。そのため、かつては数週間かかっていた開発プロジェクトも、数時間、場合によっては数分で完了できるようになります。そのメリットは次のとおりです。
- 新しいインテグレーションやユースケースの開発の高速化
- 迅速なプロトタイプ作成と実験
- Splunkプラットフォームでの開発におけるハードルの低減
この変化によって、開発がさまざまなチームにとってさらに身近なものになります。大がかりな開発を行ったり技術的な手間やコストをかけなくても、より多くのユーザーがアイデアを実用的なソリューションに落とし込めるようになるのです。その結果、イノベーションを最も必要とする人々が、より容易に実用化できるようになります。
対話から実行へ:エージェンティックAIの台頭
AI機能の成熟に伴い、焦点は対話からオーケストレーションへと移っています。AIシステムは単にクエリーに答えるだけでなく、次のような役割を担い始めています。
- 環境の継続的な監視
- 変化や異常の検出
- 対応の推奨または開始
新たなアプローチにより、こうしたAIシステムがさまざまなツールやデータソースといっそうシームレスに連携できるようになり、Splunkのようなプラットフォームも、より広範なAIドリブンのワークフローの中に組み込まれるようになっています。
こうした進化に伴い、SplunkはAIエコシステムに不可欠な要素として位置づけられ、単一のインターフェイス内にとどまらず、複数の環境にわたりインサイトとアクションを生み出す役割を担っています。
柔軟性をインフラに拡大:Azure Localとソブリンクラウド
柔軟性のニーズは、チームがAIを活用する方法だけでなく、システムの実行場所やデータの保存場所にも及んでいます。
Microsoft Azure Localを利用すれば、自社のインフラ上にクラウド環境を導入し、変化し続けるデータレジデンシーやコンプライアンス、運用に関する要件に対応できます。地政学的な情勢や規制上の要請が変化し続けるなか、データの保存場所に対する統制の強化を優先する組織が増え続けています。
SplunkをAzure Localにデプロイできるようになったことで、Splunkのオブザーバビリティとセキュリティ運用の機能をソブリン環境、プライベート環境、さらには外部ネットワークから切り離されたエアギャップ環境にまで拡張できるようになりました。これは特に、政府機関、通信事業者、規制対象企業などにとって重要です。こうした組織では、特定のクラウドネイティブサービスを利用する方法や場所が、各種の要件によって制限されることが多いためです。
SplunkはAzure Localをサポートすることで、柔軟なSIEMおよびオブザーバビリティプラットフォームを提供し、組織がハイブリッド、プライベート、ソブリンの各環境を横断して可視性、セキュリティ、統制を維持できるよう支援しています。
パートナーシップの強化:連携して共に拡大
SplunkはAzure全般での展開を進めながら、引き続きMicrosoft社とのパートナーシップを深めています。最近の進展として、Azure Marketplaceでの提供開始やSplunkの共同販売体制の整備などがあり、お客様は共同ソリューションをより迅速に利用できるようになりました。また、購入方法の柔軟性も高まり、環境の導入、統合、拡張における選択肢も増えました。
SplunkとMicrosoft社は協力して、お客様が戦略を実行に移す後押しをするとともに、対応を加速させ、複雑さを軽減しながら、組織のデータからより大きな価値を引き出せるように支援しています。
まとめ
SplunkとMicrosoft社は、AI、開発、クラウド環境のすべてにわたって、現代のフロンティア企業に適した、より柔軟なモデルを構築しています。そのモデルでは、以下を実現できます。
- 各チームがそれぞれに最適なAIツールを活用できる
- 開発者がより迅速にイノベーションを取り入れ開発できる
- 組織が重要なワークロードを必要な場所で実行できる
AIの使い方からシステムの導入場所に至るまで、目標は一貫して変わりません。それは、複雑さを増すデジタル環境において、成功するために必要なスピード、統制、適応力を提供していくことです。
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