より深くオブザーバビリティを理解するために
オブザーバビリティは、従来の監視から一歩進んだ最新のモニタリングへのアプローチです。それゆえに、オブザーバビリティに対する認知や、どのように取り組むかといった点に対する理解が浸透していない現状があります。
例えば、オブザーバビリティに興味をお持ちのお客様でも、
- 従来の監視とは何が違うのか
- どういった課題を解消するのか
- どういったユースケースがあるのか
- オブザーバビリティに取り組む中で、システムをどう変えていくべきか
といった点について具体的なイメージを持つことができていないことがあるのではないでしょうか。
Splunkは、お客様のデジタルレジリエンスを高めるパートナーとして、お客様のITシステムのオブザーバビリティを高めるご支援に取り組んでいます。そのために、Splunk社員自身もまた、日頃よりオブザーバビリティに関する最新情報のキャッチアップ、さまざまなトレーニングを積み、日々研鑽を重ねています。
今回はそういった活動の一例として、Splunk Japanに所属する全SEが参加しオブザーバビリティを学ぶ「Japan SE Observability Bootcamp」(以下、ブートキャンプ)をご紹介します。
オブザーバビリティに関しては、「オブザーバビリティ(可観測性)とは?」もあわせて参照ください。
ブートキャンプの様子と成果
このブートキャンプは短期集中のプログラムです。講義だけでなく、チームでのワークショップやディスカッション、ハンズオンなどを組み合わせることで、概念的な理解を高めつつ、システムへの実装まで経験できるトレーニングとして開催されました。
講義では、Splunkでオブザーバビリティを専門としてコンサルティング活動や提案に携わるメンバーが講師を務めました。Splunkがグローバルで展開するベストプラクティスやユースケースだけでなく、日本のお客様の事例、生の声を反映したさまざまな紹介や説明、質疑応答が行われました。
チームでのワークショップでは、Splunk Observability Cloudをお客様にご紹介することを想定したデモを練習し、発表しました。また、インターネット上に一般公開されているさまざまなシステム構成図をベースに、お客様が抱えているであろう課題を想定し、オブザーバビリティを高めることで課題をどのように解消できるかを考えるグループワークも行われました。
グループワークの様子
ワークショップでの検討内容の発表
ハンズオンでは、サンプルJavaアプリケーションに対してオブザーバビリティツールによる計装(Instrumentaion)を行い、更にアプリケーションに手を加えることでオブザーバビリティを高めるワークショップを体感しました。
ハンズオン資料
このブートキャンプに参加したSEからは、以下のような感想が得られました。
- 「日本向けに特化したコンテンツで理解しやすかった」
- 「他のSEによるデモやオブザーバビリティによる課題解消に関する着目点など、実践的な学びが多かった。今後のお客様対応に生かせる情報が得られた」
- 「短期集中でオブザーバビリティを学び、実践できた」
- 「構成上の注意点やアーキテクチャなどをより理解する必要性を感じた」
こういったトレーニングを重ねることで得た知見を、オブザーバビリティに関するお客様向けのご紹介、ご支援に活用していきます。また、我々Splunk社員も継続的にオブザーバビリティに対する理解や知見を深めていく必要があることを改めて自覚したブートキャンプでした。
オブザーバビリティのパートナーにSplunkを
Splunkは、2023年のGartner® Magic Quadrant™ for Application Performance Monitoring(APM) and Observabilityにおいてリーダーの1社として評価されました1。これは、オブザーバビリティプラットフォームとして、他社の競合製品と遜色ないCapabilityを持っていると外部機関に評価されていることを表すと考えます。
一方で、オブザーバビリティはお客様のシステムのあり方に関する議論でもあります。ツールとしての議論で立ち止まらず、お客様と共にシステムのあり方を考え、よりレジリエントなシステムを実現することがSplunk社員の価値であり、使命です。
今後もSplunk社員はオブザーバビリティに対する知見を深める活動に取り組んで参りますので、オブザーバビリティにご興味をお持ちでしたら、是非Splunkにご連絡ください。
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