製品の詳しい特長
Splunk Infrastructure Monitoringの機能
ストリーミング中に分析
時間のかかるバッチモデルを使用して時系列でメトリクス分析を実行する従来のシステムとは異なり、Splunk Infrastructure MonitoringではストリーミングPub/Subバスを使用してストリーミング中のメトリクスに分析を適用します。ダウンタイムへの対応は一刻を争います。ストリーミングアーキテクチャなら、小さな問題が顧客に影響を及ぼす重大問題に発展する前に、データを取り込んで分析し、アラートを発することができます。

インフラストラクチャとアプリケーションのパフォーマンスは相互に依存しています。 Splunkでは、クラウドインフラストラクチャとそこで実行されるマイクロサービスがシームレスに相関付けられるため、全体のパフォーマンスを把握できます。メモリーリークやノイジーネイバーのコンテナなど、インフラストラクチャ関連の問題によってアプリケーションの動作が不安定になると、即座に通知されます。さらに、コンテキストに沿ってSplunkのログやイベントを利用することで、より詳細なトラブルシューティングと根本原因分析を実行できます。
ベンダーロックインの回避

Splunkスマートエージェントは、LinuxおよびWindows向けの軽量なオープンソースベースのエージェントです。ホスト上で実行されているサービスの自動検出とデータ収集プラグインの動的な構成機能を備えているため、簡単な設定でサービスの監視をすばやく開始できます。
すべてのインフラストラクチャ、アプリケーション、サービスを一元的に可視化
Splunkには、一般的なOSS、クラウドインフラストラクチャ、サービスですぐに使用できるよう数百のインテグレーションが用意されています。インテグレーションを使用すればサービスから標準的なメトリクスを自動的に収集でき、事前に構築されたダッシュボードに入力して迅速に可視化できます。インテグレーションによってデータの取り込みだけでなくSplunk On-Callなどのインシデントレスポンスシステムにも対応できるため、問題を迅速に解決できます。
Splunkと一般的なあらゆるクラウドプロバイダーおよびそのサービス(アマゾン ウェブ サービス (AWS)、Azure、GCPなど)を統合することで、エージェントやプラグインを管理することなくメトリクスとメタデータを取り込むことができ、価値を短期間で実現できます。

サーバーレス関数の可視化
Splunkでは呼び出しの合計回数、エラー、期間などのメトリクスを数秒で提供するラッパー関数が提供されており、一般的なほとんどのFaaSサービス(AWS Lambda、Azure Functions、Google Cloud Functions)を監視できます。
リアルタイムでインタラクティブに可視化

使い始めるのは簡単です。数回のクリックで、クラウド環境全体の状況を高解像度のリアルタイムダッシュボードに表示するよう設定できます。設定済みのダッシュボードを複製および編集して、最も知りたい内容に合わせて表示をカスタマイズすることもできます。
Splunk APIとSignalFlow分析言語でダッシュボードの作成を自動化することで、Monitoring as Codeを実現できます。
利用できるのはRawメトリクスデータと基本関数だけではありません。20以上の高度な分析関数で、パターンやトレンドをより深く理解できます。
詳細なアクセス制御を維持しながらグラフやダッシュボードをチーム間で簡単に共有できます。また、ダッシュボードをミラーリングすれば、組織内で重要な情報の一貫性を保つこともできます。
対応を見越したアラート

Splunkにはデータサイエンスが組み込まれており、動的なしきい値、複数の条件、複雑なルールに基づいてすばやく正確にアラートを生成できるため、検出までの平均時間が大幅に短縮されます。また、予測分析、高カーディナリティでの詳細分析、ビジネスメトリクスの幅広い分析も可能です。
パターンに基づくアラート生成と異常の特定を数秒で実行します。従来のバッチベースの監視ツールではこの作業に数分の時間を要し、長いダウンタイムと繰り返し生じるパフォーマンスの問題につながる可能性がありました。
動的なしきい値を使用するアラート条件をクリック操作だけで設定できます。静的なしきい値の代わりにデータサイエンスを利用して自動でベースラインを設定し、ノイズのないアラートを生成できます。また、これらのアラートをプレビューして、シミュレーションと微調整を行えます。
最高レベルのKubernetes監視

大規模なKubernetes環境に対応したエンタープライズレベルの監視ソリューションをすぐに利用できます。
Dynamic Cluster Map
Kubernetesオブジェクトを自動的に検出し、動的なクラスターマップと設定済みのダッシュボードでオブジェクトの健全性やコンテナリソースのパフォーマンスを可視化します。

リアルタイムの正確なアラートによって平均検出時間を短縮できます。クラスター、ノード、ポッド、コンテナ、アプリケーションを網羅する直感的な階層型のワークフローに沿って、根本原因をすばやく絞り込み、アプリケーションとインフラストラクチャのパフォーマンスの相関関係を把握できます。
エンタープライズDevOpsのための設計
DevOpsのスピードで行動するための管理機能を備えたセルフサービスを提供します。SignalFx Terraformプロバイダーが実現するMonitoring as Codeアプローチにより、高度なアドホッククエリを作成したり、APIを使用して大規模なグラフやアラートを生成したりできます。
詳細な使用レポートで使用状況を監視し、過剰使用を回避します。変更の自動伝達機能を持つ標準のテンプレートをミラーリングしてダッシュボードを作成することで、組織全体で情報の一貫性を維持できます。また、アクセス制御、容量制限、および組織全体で統合された請求システムにより、複数のチームに対応できます。

クラウドコストの最適化
クラウドインフラストラクチャ全体のコストと容量を包括的に可視化することで資本コストを削減し、支出を最適化します。
Jenkins、Ansible、ZooKeeperなどのCI/CDツールチェーンと統合すれば、DevOpsチームは頻繁にコードプッシュを実行できます。
認定
業界での認定と顧客からの 信頼
データ処理に従事するユーザーには、従うべき「頭字語」があるはずです。Splunkは、GDPR、PCI DSS、HIPAA、SOC 3のいずれに関してもコンプライアンスを報告できるように設計されており、データセキュリティの維持について業界団体から認定されています。
SOC2コンプライアンスは、米国公認会計士協会(AICPA)が定めたSOC報告書プラットフォームのコンポーネントの1つです。その目的は、セキュリティ、可用性、処理の整合性、機密保持、顧客データのプライバシーを確保するようにシステムが設定されていることを保証することです。Splunkは、毎年SOC2コンプライアンス監査を受け、セキュリティ、可用性、機密保持の確保に力を注いでいます。

Splunkのトレーニング
Splunk トレーニングでは、Splunk の特定のトピックに関するコースワークと、初心者からパワーユーザーまでのラーニングパスをご提供しています。インフラストラクチャの監視、レポートやをゼロから作成する方法などを学ぶことができます。
価格
- カスタマイズ可能なダッシュボード
- ストリーミング分析
- 外れ値や異常の高度な検出
- スマートアラート
- すぐに使用できる200以上のインテグレーション
- スマートエージェント
- Kubernetes Navigator