導入事例

McKenney's社、顧客自身による設備運用の最適化とエネルギーの節約を支援

概要

McKenneyʼ s社は、米国南東部で最も信頼できる機械設備請負企業の1 社として、冷暖房空調(HVAC)、プロセス配管、配管、修理と保守、ビル ディングオートメーションシステム、ビル制御システムをはじめとするサー ビスを提供しています。McKenneyʼ s社は、同社独自のbdoc®ビル制御 システムの利用者に、履歴データとビジネスインテリジェンスを活用する ための機能を提供しようと計画しており、数千のデバイスやシステムが生 成するデータを統合する手段を必要としていました。 bdoc制御システム とSplunk Enterpriseを統合した結果、McKenneyʼ s社と同社の顧客は 次のようなメリットを得られるようになりました。

  • 運用に関するリアルタイムのインサイトと履歴データに基づくインサイトを取得
  • エネルギー使用量の管理を効率化
  • 実用的なビジネスインテリジェンスを活用
Splunk製品
課題
    • 数千の異なるビル制御デバイスおよびシステ ムからのデータを統合
    • 履歴データを活用して傾向の把握や障害の フォレンジック調査を実行
    • bdocソリューション向けのビジネスインテリ ジェンス機能の開発 
    • 顧客からの新たな難しい要求に対応
ビジネスへの影響
    • 数千平方キロメートルの敷地に設置された 数千のデバイスの運用に関して、リアルタイ ムの状況と履歴データに基づくインサイトを取得
    • IoTデバイスからデータを継続的に収集して統合
    • 顧客によるエネルギー使用量の管理を効率化
    • 傾向の把握と障害のフォレンジック調査を簡単に実行
    • ビジネスインテリジェンスの付加価値を追加
    • Splunkのインテグレーターパートナーとの 提携によって開発のための時間とリソースを 節約
データソース
    • t 数千のデータ生成デバイス、サーモスタット、計器、アクセスポイント、機器、バルブ、コントローラー
    • サードパーティのビル制御/監視システム
    • Tridium社のNiagaraフレームワークおよび NiagaraAX
    • RedCloud社のアクセス管理ソリューション

Splunkが選ばれた理由

McKenneyʼ s社は、顧客が所有する設備を顧客自身が管理して、快適さ、コスト効果、エネルギー効率を最適化できるシステムを提供しています。この目標を達成するための大きな課題の1つが、多種多様なシステムやデバイスが生成するデータを統合することです。McKenneyʼ s社のプロ グラムマネージャーは次のように説明しています。「多数のサイロ化したシステムからデータを収集するだけでも難題ですが、収集したデータを別の システムに統合して分析するとなると、なおさら困難です。私たちの目標は、ビル制御システムにビジネスインテリジェンスという付加価値を加えて、利用者が実用的なインテリジェンスを取得できるようにすることです」

McKenneyʼ s社独自のbdoc®ソリューションでは、もともと、異なるベン ダーのシステムから異なる形式のデータを収集して、特定時点のすべての 物理資産情報をスナップショットとして顧客に提供していました。しかし、 履歴データを活用する機能がなかったため、傾向を把握したり障害のフォ レンジック調査を行ったりするのは困難でした。

bdoc担当チームは、顧客先でビル制御システムのアップグレードプロジェクトを行ったときにSplunkのことを初めて知りました。プロジェクトマネージャーは次のように述べています。「お客様の案内でネットワーク運用センターに入ると、壁一面にSplunkダッシュボードが表示されていました。お客様は、電力系統、補助冷却、中央プラントのデータも同じようにダッシュ ボードでグラフ化したいと私たちに支援を要請しました。ビジネスインテリジェンス機能の構築に着手した私たちは、Splunk Enterpriseを使ってデータにタイムスタンプを追加することで、それまで欠けていた複雑な履歴デー タ蓄積機能をついに実現できました」

拡張版bdocの開発

その後、McKenneyʼ s社は、Gulf Power社とそのパートナーであるChevron Energy Solutions社から、フロリダ州にある面積約1875平方キロメートルのエグリン空 軍基地に新しいエネルギー管理システムを導入するプロ ジェクトの支援を依頼されました。bdoc担当チームは、社内でのSplunkの統合経験を活かして、ほぼすべてのエネルギー管理システム、ITインフラシステム、ビル制御システムからデータを継続的に収集して集約できるようにbdocを拡張しました。この拡張版bdocでは、Splunkソフトウェアを利用することで、エグリン空軍基地内にある100棟以上のビルに設置された数万のセンサーを監視し、そのデータを分析できます。

エグリン空軍基地の新しいエネルギー管理システム (EMS)では、基地整備スタッフが、Splunkを統合した拡 張版bdocソリューションが提供するダッシュボードを使っ て、ビルのパフォーマンスやエネルギー効率の評価や、 エネルギー使用量レポートの自動生成、現在のエネル ギー使用量と過去のデータとの比較を行ったり、負荷制 限や負荷移行によって電気料金を最適化したりできます。 このプロジェクトでは、年間約250万ドルの節約効果と3 年以内の回収期間が見込まれています。

“私たちの当初の目標は、Splunkソフトウェアを使用してボ イラー室と役員室の橋渡しをすることでした。しかし、結果 的に、ボイラー室の担当者、施設内の担当者、資産管理チー ム、エネルギー管理チームが、1つのシステムから同じイン サイトと同じ価値を得られるようになりました。誰もが同じ データを収集して同じ全体像を把握できるコラボレーション ツールが実現したのです”



̶ McKenneyʼs社 (エンタープライスインテリジェンスグルー プオートメーション&コントロールソリューション担当プ ロジェクトマネージャー )

ビルインテリジェンス = 戦略的優位

Splunkを統合した拡張版bdocソリューションは、障害の検出と診断の精度向上、継続したコミッショニングの実 施のサポート、物理インフラとビジネスプラクティスの統合、ビルと運用のインテリジェンスの相関付けなどの付 加価値を提供します。プログラムマネージャーは次のように述べています。「私たちは以前から、お客様が所有す る施設の状態を立体的に把握できるシステムを提供してきましたが、それはあくまでリアルタイムの状態であり、 履歴の観点が欠けていました。今では、Splunkソフトウェアを使ってデータを捕捉し、インデックス化することにより、エネルギー使用量の平均や傾向をお客様が比較できるようになりました」

“Splunkが提供してくれる機能を自社で開発しようと思ったら、どこから手を付けてよいかまったくわかりません。Splunkのおかげで、数十万ドル単位の開発コストを楽に節約することができました”



McKenneyʼs社 (エンタープライスインテリジェンスグルー プオートメーション&コントロールソリューション担当プ ロジェクトマネージャー )

あらゆる側面からの価値

McKenneyʼ s社 のbdocソリュー ションとSplunk Enterpriseの統合は、顧客とそのパートナーの可能性をさらに広げています。McKenneyʼ s社は、SplunkのインテグレーターパートナーでありWebベースの物理アクセス制御システムのプロバイダーであるRedCloud社と提携し、Splunkソフトウェアを介してRedCloudソリュー ションとbdocを統合し、イベント管理機能を集約して、総合的なビル制御およびアクセス管理ソリューションを開発しました。

「私たちのような小規模なチームにとって、Splunkプラットフォームは多くの可能性を広げ、競争優位性をもたら してくれます」とプログラムマネージャーは結論付けます。「Splunkが提供してくれる機能を自社で開発しようと思ったら、どこから手を付けてよいかまったくわかりません。Splunkのおかげで、数十万ドル単位の開発コストを楽に節約することができました」