導入事例

EnerNOC社、エネルギー消費を削減しながら、 アプリケーションデリバリーを迅速化

概要

ボストンを拠点とするEnerNOC社は、顧客である世界中の送電事業者、企業、公益事業者に、エネルギーインテリジェンスソフトウェアを提供しています。顧客はこのソフトウェアにより、消費、価格、天候に関する大量のデータストリームを処理し、分析して、エネルギー使用を最適化することができます。EnerNOC社はシステムやWebログのデータを分析するソリューションをすでに構築していましたが、拡張性に欠け、クラッシュも頻 繁に起きていました。Splunk Enterpriseを導入して以来、同社は次のようなメリットを得られるようになりました。

  • 運用の状況をリアルタイムで可視化
  • DevOpsのコラボレーションが向上
  • ユーザーエクスペリエンスを強化
課題
    • 運用情報のリアルタイムでの監視が必要
    • 詳細なユーザー分析データの提供が必須
    • 内製ソリューションのデータ分析機能に拡張性が欠けている
    • 顧客の行動に関する可視性の欠如
    • 開発と運用の間に、よりシームレスな連携が必要
ビジネスへの影響
    • エネルギーインテリジェンスソフトウェア(EIS)プラットフォームを流れるデータの運用状況をリアルタイムで可視化
    • エネルギーの使用状況とパフォーマンスに関するメトリクスをリアルタイムで顧客に提供できるようになり、ユーザーエクスペリエンスが向上
    • アプリケーションの開発とテストが迅速化
    • ビジネスアナリティクスによる価値の向上
    • DevOpsのコラボレーションが向上
    • サービスを停止させず、シームレスにリアルタイム分析を実行
    • アプリケーションの継続的な改良により、顧客価値と顧客行動に関するインサイト獲得が強化
    • きわめてエラーの少ない高速なスループットとゼロに近いレイテンシでデータを処理
データソース
    • アプリケーションサーバーログ
    • Apache Webサーバーログ
    • カスタムアプリケーションログ
    • Linuxシステムログ
    • クラウドベースのテストツール
    • データベース

Splunkが選ばれた理由

EnerNOC社のエネルギーインテリジェンスソフトウェア(EIS)プラットフォームは、顧客企業のために、リアルタイムのエネルギーデータを常に監視しています。データは世界中に配備された30,000を超えるエネルギー センサーやスマートメーターから収集されます。このプラットフォームはデータストリームを処理および分析し、エネルギーの節約やコスト削減の余地があれば顧客に通知します。DevOpsの立場から言えば、この拡大するプラットフォームを運用するにあたり、コンピューター間のデータを監視しながら、同時に詳細なユーザー分析データを提供することは、容易ではありません。

nerNOC社では、システムやWebログのデータを分析する自社開発のソリューションをすでに構築していました。当初、このソリューションは順調に稼動していたものの、データストリームが増加するつれて拡張性に欠けることが明らかになり、クラッシュも起きるようになりました。EnerNOC社にはこのシステムを改善できるだけのリソースはありましたが、EISのビッグデータを商品化することに注力したいと考えていました。

そこで、EnerNOC社の主席エンジニアがSplunk Enterpriseの利用を検討し、ダウンロードしたソフトウェアにEISプラットフォームのシステムログを送り込み、そのデータを可視化するダッシュボードを作成したのです。続いて、複数のシステムのデータソースをSplunkソフトウェアに追加し、さらにダッシュボードを作成しました。EnerNOC社は最終的にSplunkEnterpriseプラットフォームをAmazon Web Services (AWS)クラウドに 冗長化させたリージョン構成で配置しました。これにより、ソリューションの可用性が高まり、オンプレミスサーバーのような管理が不要になり、拡張性を持たせることができます。

“顧客とって本当に価値があるのは、自分のデータをオンラ インで見ることができること。言うなれば、電気を消すと、 数分以内にグラフが下向き、その横にコスト情報の速報値 が表示されるといったことです。Splunkは陰の立役者です。 リアルタイムデータを迅速に処理し、ビッグデータの履歴 データセットの分析を必要に応じて拡張でき、エラーも発生 しません”



Jim Nichols氏、EnerNOC社、主席エンジニア

DevOpsのシームレスなコラボレーションによるグローバルな運用の可視化

EnerNOC社のEISプラットフォームは、顧客のエネルギー使用量と公益事業者のエネルギー生産について、日々、何百万ものデータポイントからデータを収集し、デマンドレスポンスイベントに関しては、消費と出力を監視します。また、SLAを満たすために、データ収集インフラストラクチャのパフォーマンスを追跡していす。Splunk Enterpriseは、EISを流れるデータフローの運用状況をリアルタイムで可視化できます。パブリックおよびプライベートクラウドにあるプラットフォームの各コンポーネントを可視化できるため、管理者はリアルタイムのデータセットと大量の履歴データセットに対してワークロードとユーザー分析を実行できます。DevOpsのスタッフは、200近いシステム運用イベントにSplunkのアラートを設定しました。データフローが止まった場合や、コンポーネントに問題が発生したときには、すぐに管理者に通知が届きます。そして、重 要なサービスが停止しないよう、自動または手動で対応することができます。中核をなすプラットフォームサービスをSplunk Enterpriseで監視することにより、きわめてエラーの少ない高速なスループットとゼロに近いレイテンシを実現し、データを確実に処理しています。

また、動的に変化するDevOps環境を構築するためにも、Splunk Enterpriseは重要な役割を果たします。EnerNOC社の開発者とQAチームは、リアルタイムの指標としてSplunkEnterpriseを使用することで、ステージング環境でコードをテストし、ピーク時の負荷における機能性、拡張性、パフォーマンスを計測できます。そして、同じSplunkダッシュボードを見ているDevOpsチームは、新しいソフトウェアサービスが実 環境に配置されるとすぐに知ることができるため、信頼と顧客満足の維持に役立ちます。

ビジネスアナリティクスによる価値の向上

Splunkの技術をいかした結果、EnerNOC社の顧客は、モバイルでもWebアプリでも、優れたユーザーエクスペリエンス、高いパフォーマンス、信頼性で、自分たちのエネルギー使用データにアクセスできます。顧客は、スプレッドシートと手 入 力 の 代 わりに、EISを介してEnerNOC社と連携してデータを管理することができ、エ ネルギー購入の量とタイミングの最適化と、エネルギーの有効活用が可能になりました。

また、EnerNOC社はSplunk Enterpriseを使用して財務レポートと分析レポートを生成し、経営幹部やエンジニアリングチーム、マーケティングチームをはじめとする600人以上の従業員に配布しています。これらのレポートには、最も活発な顧客のペルソナと、その顧客がEnerNOC社のソリューションをどのように利用しているか、エネルギー消費が特に激しかった日はいつか、といったデータが含まれています。リアルタイムの分析と履歴のデータを分析することで、EnerNOC社のアプリケーションを顧客にとってより良いものにすることができます。

リアルタイムのデータを可視化することでカスタマーサービスを強化

EnerNOC社のビジネスは、顧客がエネルギーリソースをより有効に活用するための支援をすることです。このために欠かせないのが、膨大なデータの処理と分析です。Splunk Enterpriseを導入することで、EnerNOC社はEISプラットフォームを流れるデータをリアルタイムで可視化し、その結果、より速く正確にデータを処理できるようになりました。これに加えて高度な分析による価値の向上により、EnerNOC社は顧客へのサービスを強化できます。

EnerNOC、AWS環境に対する視認性を獲得し、データをリアルタイムセキュリティインサイトに

EnerNOC は、AWS ⽤Splunk アプリケーションをデプロイすることにし、AWS環境に対する視認性が向上しました。こちらの事例もお読みください。

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