最新のSplunk Stories 社員の声として、今回はグローバルフィールドイネーブルメントのザパタ二宮さんへインタビューしてみたいと思います。ザパタ二宮さんは、プロダクティビティマネージャーという職種で活躍されています。
プロダクティビティマネージャーというのは聞き慣れない気もするのですが、どういった業務内容なのか教えてもらえますか?
Splunk社員の社内教育、主に営業職向けを担当しています。グローバル共通のトレーニングプログラムを各地域や国の慣習や市場動向を反映した上で、効果が最大限に出るようにカスタマイズして、提供します。また同時に、担当地域・国の営業組織のリーダーと密にコミュニケーションを取りながら、営業チームをより良くしていくための課題を掘り下げ、ローカルでのトレーニングプログラムも発案し、実行します。Splunk社員の生産性(Productivity)を最大化(Maximize)する、というミッションを使命としていることから、プロダクティビティマネージャーというタイトルになっています。
ザパタ二宮さんのいらっしゃる"グローバルフィールドイネーブルメント"は、どんな部門ですか?ザパタ二宮さん以外にはどんな方がいらっしゃいますか?
Splunk社員の社内教育を手掛けるグローバルな組織になります。全社共通のイネーブルメントをグローバルで提供するための5つの部門があります。プログラム、ツール、コンテンツ、パートナー、そして私が所属するセールスプロダクティビティチームです。85%がアメリカ本社のメンバーとなり、日本人は私一人です。しかしながら、気さくなメンバーが多く、コミュニケーションの機会も多いので、国や文化を越えたコラボレーションがとても楽しいです。SKO (Sales Kick Off)など、全社的なイベントをチーム全員一丸となって手掛けることもあり、大きなイベントをやり遂げた後の打ち上げは最高です。
Splunkに入社することになったきっかけと、実際入社してみて今までのお仕事の中で一番印象深いことは何ですか?
きっかけは、先にSplunkに入社していた前職での上司からの誘いですね。プロダクティビティマネージャーという新しいポジションがあるよと。外資系企業でのイネーブルメント部門というと、本社から指示されたプログラムをそのまま各地域や国でも実施するパターンが多いのですが、Splunkの場合は、各国のリーダーからリクエストをヒアリングした上で、トレーニングプログラムの構築からデリバリーまで一気通貫でできるよと。中でも一番印象深かったのは、案件創出プログラムですね。元はグローバル共通のプログラムだったのですが、日本の市場や顧客プロファイルに合うようにカスタマイズして実施した結果、日本がトップの実績を収めることができ、逆輸入的に日本での取り組みを他国に紹介したぐらいです。
ザパタ二宮さんのバックグランドをお聞かせください。どのような経験が今のザパタ二宮さんを作ったのでしょうか?
営業を10年間経験して、その経験を元に新しいチャレンジをしたいと思ったのが、現在のキャリアへと繋がっていますね。イネーブルメントへのキャリアチェンジは、営業時代の上司が推薦してくれました。その時にはあまり意識していなかったのですが、今思うとイネーブルメントへの興味は昔からあったように思います。大学時代に、お子様向けのプログラミング教室や中高年の方向けのパソコン教室に携わっていたのですが、動機は自分がプログラミングが得意ではなかったので、どう教えれば分かりやすいのか、自分も知りたいということでした。自分が学んだことや体験したことを、誰かと共有することで、役立ててもらったり、何かのヒントになれば、という想いがあります。もちろんそういったやり取りの中で、私の方がさらに何かを学んだり新たな発見をすることもたくさんありますが(笑)
Splunkでは5つの価値観をとても重視しています。このSplunk Value (Innovative, Fun, Disruptive, Open, Passionate) のうち何が一番心に響いていますか?
Disruptiveですね。日本語で直訳すると、"破壊的な"という意味になりますが、Splunk社内では今成功していることに甘んじず、何か改善点やもっと良くしていく術はないか、極端に言うと一度作ったものを全部壊してまた一から新しいものを作り出すような、常に成長していくマインドセットが求められます。実際に私も、様々な社員からトレーニングに関してのアイデアを頂く中で、常にそういう刺激を受けています。リクエストを頂いて新しいトレーニングプログラムを作り出す時は、本当に上手くいくかな、と心配になりますが、Splunk社員は基本的にサポーティブな方が多いので、こういうのはどう?とアドバイスしてくださったり、途中でつまづいたら一緒に修正しながら進めてみよう、と協力してくれます。私自身も走りながら学んでいくようなスタイルですが、そのぶん成功した時の充実感は格別です。
IT業界ではない友人や家族にSplunkとは?をどう説明します?
ありとあらゆるデータを分析できる、データ分析プラットフォームを提供している会社です。膨大なデータはそのまま持っていても何の成果も生みませんが、データを行動に変えることで、新たな価値が生まれます。Splunkは、データを行動に変えるお手伝いをしている会社です。例えばあなたが週に5回、毎回1時間かけて、なかなか信号が青にならない踏切を渡って、駅の反対側にあるスーパーマーケットで買い物をし、その帰りにさらにまた駅の反対側にある幼稚園からお子さんのお迎えをして自宅に帰るとします。そういったあなたの位置情報データを携帯会社が収集・分析して、あなたが知らなかった、新しいネットスーパーのサービスを紹介し、さらにそのネットスーパーのサービスの一環で、月に3万円以上利用した場合、お子さんの送り迎えも一緒にしてくれるサービスがあったとしたらどうでしょう?今まで毎日買い物とお迎えに使っていた合計1時間を夕飯の準備に使うことができ、夕方疲れてお腹も空いて機嫌が悪いお子さんを待たせることなく食事ができ、夕食後に家族みんなで映画を見る時間ができるかもしれません。同時に、スーパーマーケットの方は、ネットスーパー兼送迎サービスという新しい分野を切り開いたことで、子育て世代をターゲットとした、新たなビジネス拡大のチャンスです。Splunkは、データを行動に変えることで、このようにみんながもっとハッピーになる世界を実現します。
Splunkで働いていて特に楽しいことは何ですか?
様々なイベントですね。一度CANgineeringという、飢餓撲滅を目指したチャリティーコンテストのオーナーをしたことがあるのですが、日本だけでなく世界中のSplunk本社・支社の中で、日本チームが優勝しました!具体的には、各国のチームがミニゴルフというテーマのもと、缶詰などの加工食品で建造物を造る、というお題でした。(ちなみに、建造物に使った加工食品は、後ほど各国のチャリティ団体に寄付します)そこで日本は、金閣寺を造りました。缶詰を金色の物が無いか探して工夫したり、軽くて潰れにくい、うまい棒で屋根を作ってみたり。日本社員は忙しい人が多いですが、たくさんの人が協力してくれ、中にはボランティアで休日出勤して金閣寺の骨格をDIYで作ってくれた人もいたり。投票形式で順位が決まるので、絶対優勝するぞー!と他国の人たちにも覚えてもらえるよう、チーム名はSushiにしました。しかし、本当に優勝できるとは思っていなかったので(笑)、優勝が発表された時は嬉しかったですね。優勝賞金を、追加で日本のチャリティ団体に寄付することができました。そんな風にSplunk社員は、仕事だけでなくイベントにも本気で取り組むので、楽しいです。
会社の制度(福利厚生、職場環境、トレーニングなど)でユニークな部分があれば教えてください
学費・研修費サポートですね。私は、このプログラムを利用して、ハーバードビジネススクール(HBS)のオンラインコースを受講しました。HBSのコースはかなりボリュームがあり、授業の受講と毎週の課題提出にかかる時間を考慮すると、どうしても業務時間の一部をHBSに費やす必要が出てきます。しかし、なぜそのコースを受講することが今の自分にとって必要か、を明確に説明できれば、上司も全面的にサポートをしてくれるのは、有り難かったですね。費用面のサポートもさることながら、そういった物理的・心理的なサポートも得られるのは、Growth Mindsetを重んじるSplunkならではの福利厚生プログラムだと思います。
会社やチームメンバーの方は、ワークライフバランスを保つためにどのような支援をしてくれていますか?
最近、産休+育休を取得させて頂いたのですが、上司を始め日本チームの皆様の多大なるサポートのもと、スムーズに産休に入ることができ、復帰した際も温かく迎えてくださりました。現在Splunkではオフィス再開しておりますが、引き続きリモートワークも可能です。私の場合はまだ子供が小さいので、今後暫くはリモートワークになりそうですが、そのように各自の状況に合わせてベストな働き方を選べる、というのもSplunkの魅力の一つだと思います。たまたま上司も、同じくらいの時期に新しいお子さんが誕生した関係で、子育てあるあるを共有しながら、お互い大変だけど子供はすぐに大きくなっちゃうから今を楽しもう、と励ましあったりしています(笑)
仕事以外のこともちょっとお聞かせください。休みの日はどう過ごされていますか?趣味や関心事は?
趣味は、旅行ですね。主人がアメリカ人なのと、冬に出産だったのもあり、温かいハワイで産休+育休期間を過ごしました。ハワイというと、観光地のイメージが強いと思いますが、生活してみても良いところでした。ハワイには、Aloha Spirit(アロハスピリット)という、現地の人たちの間に流れるスピリット、見返りを求めず愛を持って人に接しよう、という心掛けがあります。Aloha (アロハ)という、日本語でこんにちはの意味をもつハワイ語を知っている方は多いと思いますが、このAlohaには他にもたくさんの意味があり、中でもLove (愛)という意味でここでは使われています。生活していると、当然のことながらいろいろな困難に直面しますが、このアロハスピリットのおかげで私たちは何度も助けられました。いつかハワイの人たちに何かの形でお返しできればと思うと同時に、新型コロナウイルスの影響もあって人と人との付き合い方が変わってきている今の日本でも、このアロハスピリットは心掛けるべきだなぁと。素晴らしい心掛けをハワイの人たちに教わりました。旅をすると、そのように旅先で現地の人たちと交流したり、新しい価値観や考え方を学べるので、楽しいですね。
その他、もし追加でSplunkの魅力でお伝えしたいことがあればお聞かせください。
もし今のお仕事が、毎日同じことの繰り返しでつまらないなぁと感じている方がいらしたら、ぜひSplunkでのチャレンジを検討してみてください。Splunkには、様々なバックグラウンドや特技を持った人たちがたくさんいます。そして、そういった魅力的なメンバーからたくさんよい刺激を受けながら、Growth Mindsetを忘れずに、もっと自分のキャリアや仕事を良いものにしていくためにはどうすればよいか、変わろうと努力する人を、Splunkは全面的に支援してくれます。挑戦したいと思った方、ぜひ一緒にSplunkを盛り上げていきましょう!
ザパタ二宮さん、ありがとうございました!
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