公共のイメージ向上の一環として、政府が市民に素晴らしい体験を提供するための取り組みがあるとすれば、それはITシステムのモダナイゼーションです。その理由は明らかです。レガシーシステムは数十年前のもので、セキュリティリスクは増加する一方、そして毎年75%以上のIT予算が運用管理に費やされています。さらに職員が次々退職し、新たなテクノロジーの理解、導入、考え方に適応する柔軟性が本質的に欠如しているために、これらのシステムを管理する人材が不足しています。しかし、さまざまな条例や奨励金が公布されているにも関わらず、Splunkが実施した最近の調査によれば、3分の2の組織はシステムやアプリケーションの25%以下しかモダナイゼーションが進んでいません。さらに、クラウドやハイブリッド環境への移行など、現在のITシステムのモダナイゼーションに対応できる能力に非常に自信がある、または自信があると回答した公共機関の回答者は、23%未満に留まっています。ITシステムのモダナイゼーションが公共機関にとって最も重要な取り組みの1つであるなら、なぜこれほど消極的なのでしょうか。
この点について詳しく知るために、それぞれの機関でモダナイゼーションに取り組んできた2人の専門家に話を聞きました。JSOC(統合特殊作戦コマンド)でDirector of C4 Systemsを務めるJeff Worthington大佐と、元アメリカ海軍副CIOで現在はSplunkのチーフテクニカルアドバイザーを務めるJuliana Vidaです。(深い洞察をもつ2人の動画は、こちらからご覧いただけます。)
2人は、モダナイゼーションに際して公共機関が直面しているさまざまな課題について述べています。注目すべきは以下の2点です。
- 1. 公共機関のデータを活用することがモダナイゼーションに役立つ。最も重要なのは、「ダークデータ」を見つけ出し、光をあてること。このことがより優れた意思決定に役立つ。アップグレード、クラウド環境への移行、アプリケーションの合理化、AI/MLツールの導入など、その内容を問わず、モダナイゼーションを実現するには、まず運用の実態と、求められる成果を理解する必要がある。モダナイゼーションを進めるにあたり、データは自信を持って意思決定を行うためのインサイトをもたらしてくれる。
- テクノロジーだけでこの問題を解決することはできず、モダナイゼーションには公共機関の文化的変革が必要である。ソリューションへの俊敏なアプローチの推進、計算に基づくリスクの認識、スキルアップのための教育、ベストプラクティスの継続的な共有などは、公共機関の文化と人材を変革するための有効な手段であり、モダナイゼーションの成功に欠かせない重要な要素である。
Splunkは公共機関のモダナイゼーションを支援しています。そして、それが単なるテクノロジー以上のものであることを理解しています。Splunkでは、データをより簡単に活用する方法について、何百人もの専任の担当者が日々考えを巡らせています。また、人材とスキルの不足を克服するための無料のトレーニングプログラムを用意しているほか、お客様がミッションを達成しやすくなるよう、テクノロジーだけでなく、エコシステムの継続的な構築を行っています。お客様の成功はSplunkの最優先事項であり、社員一人一人がその実現に向けて献身的に取り組んでいるということに疑いの余地はありません。
それではまた次のブログで。
Ashok