SAI(Splunk App for Infrastructure)など、インフラ(*nix、Windows、VMware)監視向けのSplunk Appsをすでに使用しているお客様は、基本的なインフラ監視タスクをすばやく簡単に始められるメリットを実感していただいていることでしょう。実際、Splunkの多くのお客様が、SplunkとともにこれらのAppを導入して、ホストの監視、重要なメトリクスのアラート、可視化のためのホストのグループ化、調査を効率化するためのホストのメトリクスとログデータの相関付けに活用しています。Splunkは、システム構成を変更することが容易でないことを承知しています。それでも、従来のAppから新しいSplunk IT Essentials Work (ITE Work) Appに移行すれば、その労力に見合った価値とメリットを得ることができると確信しています。
統合された拡張性の高いエクスペリエンス
Splunkは先日、一部のお客様に販売終了の通知メールをお送りしました。重要なのは、それがサポート終了を意味するわけではない点です。Splunkは、従来のすべてのインフラ監視向けSplunk Appsについて、最終更新日から2年間はサポートを提供する予定です。これらのAppは多くのお客様にご愛用いただいています。そして、こうしたお客様にこそ、コンテンツ更新の柔軟性が高くユーザーエクスペリエンスが統合されたITE Workを使用していただきたいと思っています。そこで、ITE Workをお勧めする主な理由を3つご紹介します。
- ツールの統合:従来のSplunk Appsは、異なるチームが異なるタイミングで開発しているため、ユーザーエクスペリエンスもそれぞれ異なります。ITE Workは、すべてのAppを一元化されたビューに統合することで、これまでの小さなサイロを解消し、コンテキスト切り替えの手間を省きます。
- オンプレミスでもCloudのように簡単なコンテンツ更新:複数のAppを1つずつ更新する代わりに、Splunk App for Content Packs Appを管理するだけで、すべてのインフラ監視機能を最新の状態に保つことができます。ITE Workへの移行は段階的に行われ、すぐに使える新しいコンテンツが4~6週間ごとに追加される予定です。当面は従来のAppもサポートされるため、移行を検討する時間は十分にあります。Splunkは、サポート終了日(下のタイムラインを参照)が近いAppから順にコンテンツ移行を始めています。ご不明な点がある場合は、担当のアカウントチームにお問い合わせください。
- シームレスなアップグレード:インフラ監視向けの従来のSplunk Appsと同様に、ITE Workの目的は、ITの最新化の第一歩を簡単に踏み出せるようにすることです。一方、従来のインフラ監視向けAppとは異なり、ITE WorkはSplunk IT Service Intelligence (ITSI)のコードベース上に構築されているため、より高度なユースケース(サービスインサイトやイベント分析など)を導入するときに、ITE Workで行ったさまざまな設定を引き継ぐことができます。
ITE Workは、Cloudとオンプレミスのどちらのお客様向けにもすでに提供が開始されています。現在、以下のAppのダッシュボードとレポートが統合されています。
- Splunk App for VMware (有償プレミアムApp)
- Splunk App for Infrastructure (SAI)
- Splunk App for Exchange (有償プレミアムApp)
- Splunk App for AWS (無償App)
- Splunk App for Unix and Linux (無償App)
- Splunk App for NetApp (無償App)
- Splunk App for Windows Infrastructure (無償App)
これらの無償Appについて詳しくは、ブログ記事「IT Essentials Work: A Centralized App for All Things ITOps (IT運用のすべてのタスクを統合するApp)」を参照してください。上記のいずれかのAppをお使いの場合、ITE Workに移行すべきかどうかについては、担当のアカウントチームにご相談ください。
このブログ記事は、Thomas BoothとSubu Baskaranが共同執筆しました。
このブログはこちらの英語ブログの翻訳、沼本 尚明によるレビューです。